MSNミュージック 特集 松任谷由実

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1.『SEASONS COLOURS−秋冬撰曲集−』 とは


春の気配が漂い始めた3月にリリースされた『SEASONS COLOURS−春夏撰曲集−』に続く、松任谷由実の新作『SEASONS COLOURS−秋冬撰曲集−』が、10月24日にリリースされることになった。ご存じのように、この2作は、72年7月5日に発売されたシングル「返事はいらない」でシーンに登場した、ユーミンのデビュー35周年を記念した特別企画ベスト・アルバム。荒井由実、松任谷由実として発表してきた、350曲を超える膨大なライブラリーの中から選曲されているのは言うまでもないが、既に発売されているベスト・アルバム『Neue Musik(ノイエ・ムジーク):YUMI MATSUTOYA COMPLETE BEST VOL.1』や、『sweet,bitter sweet:YUMING BALLAD BEST』と違うのは、“四季”をテーマに選曲するというコンセプトのもとに、ユーミン自身が楽曲を厳選してコンパイルしたベスト・アルバムである点だ。

考えてみれば、ユーミンの楽曲の多くには、季節を表す具体的な言葉や象徴的な情景が登場し、移ろいゆく季節のグラデーションが微妙なタッチで描かれていた。そして、その絵画的な歌詞に重ね合わされる、過ぎ行く時の刹那を切り取った“切ない”世界観がリスナーの心に響き、多くの共感を得てきたのだと思う。そういう意味では、四季をテーマに膨大な楽曲群を再構成する『SEASONS COLOURS』のコンセプトは、ユーミンの楽曲の世界観と、その表情や温度を改めてクローズアップする、とても意味深いことだと思えてくるのだ。

そんな『SEASONS COLOURS』の第2弾となる『SEASONS COLOURS−秋冬撰曲集−』は、autumn【Disc-01】とwinter【Disc-02】からなる2枚組。“autumn”サイドには16曲+ボーナストラック1曲、“winter”サイドには17曲の計34曲が収録されている。それでは、アルバムを聴いていくことにしよう。


1. 『SEASONS COLOURS−秋冬撰曲集−』 とは
2. 各曲紹介〜秋撰曲編 〜
3. 各曲紹介〜冬撰曲編〜