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懐かしくて、新しい…。'60年代〜'80年代の洋楽ブームの中心は、団塊の世代前後の当時リアルタイムで聴いてきたリスナーたちが、青春時代に胸を躍らせたLPがぞくぞくとCD化され、当時の感動を手軽に追体験できるようになりました。若い世代でも好きなアーティストのルーツからたどり着いたり、CMやラジオを通して新鮮な音楽として聴き始める人も多く、最近はデジタル・リマスタリングの技術も発達し、リマスターすることによって現役の新譜と遜色ない音質にグレードアップしてることも大きな理由のようです。オールドファンにとっては、当時のジャケットワークを再現した紙ジャケット仕様は懐かしく感じられるとあって、完売続出の大人気。その一方でアナログならではの柔らかく、温かな音質を求めてLPを聴く人も増えています。LPにそっと針を落とす、A面からB面へとLPをひっくり返す、といった行為も手軽に扱えるCDでは味わえない、音楽を聴くための一種の儀式のようでもあります。そして、音楽配信も'60年代〜'80年代洋楽普及に一役買っているよう。安価な配信を駆使して、当時流行ったエアチェックによる“お気に入りカセットテープ”感覚でメモリーオーディオに取り込むのも楽しい…。そんな懐古主義にとどまらない、新たな息を吹き込まれ復活する洋楽名盤の楽しみ方をガイダンスします。
文/長尾 泰
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