R30 1000人に聞いた 出会い・別れの名作ランキング~名曲編~

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世代を超えて愛される、歌い継がれる「桜ソング」名曲集

ここ10年ほど、毎年のように“桜”をモチーフにした大ヒットが生まれています。万葉・古今の昔から、愛されてきた桜。咲いているときの美しさも、散り際の儚さも、アーティストのイマジネーションを刺激するのでしょう。誰もが春に一度は経験した、別れと出会いのドラマを、切なくて温かい“さくらソング”が、きっと素敵な思い出に変えてくれるはず。一方で、美しいがゆえの妖しさを描いたユニークな名曲も、人の心を惹きつける、桜の不思議な魅力を歌っていて必聴!

「サクラ色」
アンジェラ・アキ

エピックレコード
2007年3月7日発売
シングル ESCL-2950 1,223円(税込)

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海を越えた桜並木の下で紡がれた青春の物語

桜の花に想いを馳せるのは、日本だけじゃない。アメリカで青春時代を過ごした彼女ならではのさくらソングが、2007年発売のピアノバラード。曲中に出てくるのは、ワシントンDCのポトマック河畔に咲く桜。じつはこの桜、明治時代に日本から贈られたもの。その下で生まれた恋愛体験を刻んだこの曲、彼女のもう一つの故郷・徳島を歌ったデビュー曲「HOME」の一節が織り込まれている。彼女のリアルな青春の想いは、とりわけ同性の共感を呼ぶはず。

「桜」
コブクロ

ワーナーミュージック
2005年11月2日発売
シングル WPCL-10238 1,200円(税込)

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冬の寒さに耐え凛と咲く名もない桜の美しさ

名もない花(=人)に寄せるコブクロの眼差しは、いつも温かい。路上から活動を始めた2人が、初めて作ったオリジナル曲が、2005年リリースの本作。じわじわと感情が高まっていく、息の長いメロディと、壮大なサウンドが胸を熱くする。冬の寒さに耐えたからこそ、咲き誇る春が来る――そんな桜への思いには、彼らのストリートからの眼差しが反映されているよう。例えるなら観光名所ではなく、野に咲く桜。その凛とした姿を思わせるバラードだ。


「桜色舞うころ」
中島美嘉

ソニーミュージックアソシエイテッド
2005年2月2日発売
シングル AICL-1602 1,020円(税込)

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日本ならではの四季の移ろいに託した恋物語

3rdアルバム『MUSIC』の先行シングルとして、2005年2月にリリースされたラヴバラード。柔らかなサウンドに包まれた歌声は、季節の移ろいのなかに恋する2人の思いを綴っていく。バラードシンガーとして定評のある彼女だが、本作はたおやかなボーカリゼーションゆえに、透明感あふれる叙情を醸し出している。桜舞う春に始まり、若葉萌ゆる夏、枯葉染める秋、雪化粧まとう冬を過ぎて、再び春へ。四季豊かな日本ならではの情景も、味わい深い。

「さくら(独唱)」
森山直太朗

ユニバーサルミュージック
2003年3月5日発売
シングル UPCH-5166 1,100円(税込) 

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ずっと歌い継いでいきたいエバーグリーン

数あるさくらソングのなかで、最も世代を超えて愛されている曲だ。デビュー作『乾いた唄は魚の餌にちょうどいい』に、バンドアレンジで収録されていた本作を、ピアノ1台をバックにした「さくら(独唱)」として、2003年3月にシングルカット。彼の大ブレイク作となった。包容力のある歌声で紡ぎ出される端正なメロディと言葉は、エバーグリーンの輝き。シングルのカップリング収録の合唱バージョンは、今後も卒業式で歌い継がれていくことだろう。


「SAKURAドロップス」
宇多田ヒカル

EMIミュージック
2002年5月9日発売
シングル TOCT-4381 1,100円(税込)

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ハラハラ散った桜に重ねた切ない恋の終わり

切ない。痛いほどに切ない。恋の終わりを描いたこのミディアムナンバーは、2002年9月に「Letters」との両A面シングルとしてリリース。タイトルは、散って地面に落ちてしまった桜の花のこと。哀しみに震えるような歌声は、鮮烈なまでに胸の痛みを綴っていく。吐息やこぼれ落ちる涙、ハラハラ散る花をイメージさせる音を、随所に散りばめたセンスも彼女ならでは。心をギュッとわしづかみにされてしまう失恋ソング、涙の用意をしてからどうぞ。

「桜」
川本真琴

ソニーミュージック 1998年4月1日発売
シングル SRDL-4498
※リンク先はアルバム「gobbledygook」

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切なさと期待を鮮やかに描いた卒業ソング

いろんな思い出が走馬燈のように駆け巡り、切なさと新しいことへ期待が交錯する卒業式。その空気感を、生き生きと表現したアップチューン。96年にデビュー、現在はタイガーフェイクファとして活動中の川本真琴が、98年に発売した4thシングルだ。机に掘ったイタズラ書きなど、誰もが経験したことを散りばめながら、卒業という瞬間を切り取った詞がみずみずしい。抑えきれない想いがメロディからあふれ出す、早口ボーカルも唯一無比。


「夜桜お七」
坂本冬美

EMIミュージック 1994年9月7日発売
シングル TODT-3273
※リンク先はアルバム「坂本冬美 2008全曲集」

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妖艶な夜桜に燃え上がる激しい女の恋心

桜は人の心をざわめかせる。とくに、夜桜に背筋がゾクゾクする美しさを感じたことのある人は多いはず。そんな妖艶さを描いたさくらソングが、94年に発売されたこの曲だ。モデルは、好きな男に会いたい一心で、江戸の街に放火してしまった悪女・八百屋お七。その燃え上がるような情念を、ロックの8ビートで聴かせるのだからビックリ。演歌に革命を起こした野心作なのだ。さすが、細野晴臣や忌野清志郎と“HIS”を結成した、坂本冬美の面目躍如!

「桜三月散歩道」
井上陽水

ユニバーサルミュージック 「桜三月散歩道」(アルバム『氷の世界』収録)  1973年12月1日発売 POCH-1574 2,100円(税込)

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妖しい魅力で引きつける異色のさくらソング

切ないけどシュール。ほかの誰も真似ることのできない、井上陽水ならではのさくらソングだ。日本初のミリオンセラー・アルバム『氷の世界』に収録されている名曲。漫画家で、赤塚不二夫との関係も深い、長谷邦夫が作詞しているが、その文学性は、陽水の世界観と共通するものがある。“だって君が咲き始めるのはだって狂った花が咲き始めるのは三月”と描かれる桜は、陽水の叙情的な声で歌われるがゆえに、妖しい魅力で耳をとらえて離さない。