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2007年7月7日 LIVE EARTH 幕張メッセ ライブレポート

元気ロケッツ
ホログラムで登場した元アメリカ副大統領アル・ゴア氏
RIZE
絢香

世界9都市同時開催、出演者総数は約150。他に類のない空前のスケールで行われた一大イベント“LIVE EARTH”。現代社会が一丸となって取り組むべき問題、地球温暖化防止への関心を高めることを目的とする、この歴史的な1日。その意義に賛同し国内外から集まったアーティスト達が、世界遺産の京都・東寺とともに開催されたもうひとつの日本会場、千葉・幕張メッセを華やかに彩った。

イベントのオープニングは、幻想的な景色に染まった。30年後の世界に生きる17才の女の子、Lumiをフィーチャーしたオーディオ&ビジュアルユニット、元気ロケッツのパフォーマンスで幕をあけた幕張メッセ。スクリーンに浮かぶLumiがかざす手からは、美しいレーザー光線が会場いっぱいに広がっていく。“No Border between us”。世界を繋ぐメッセージと、流麗な歌声に聴き入るオーディエンス。そして、Lumiが “友達” として招き入れたのは、このLIVE EARTHの中心メンバー、元アメリカ副大統領アル・ゴア氏。

「“SOS ━━ SAVE OUR SELVES”」

自分自身の手で、この地球を救おう。スクリーンを通して送られるゴア氏のスピーチを、真摯に受け取る日本のオーディエンス。幕張メッセは、温かい拍手と一体感に包まれた。

セカンドバッターは、フロアをねじ伏せんとしているかのような超重量音をぶちかましたRIZEだ。生きている間に、一緒に何か始めよう。今日がそのきっかけになると信じたい。天国にいる、あの故・hideもそう信じているはず…。JESEEの感動的な言葉に続いたナンバー「ピンクスパイダー」や、今こうしてライブを楽しめている世界を作ってくれた世代への感謝と、新たな時代を作る次の世代に捧げた「Stand Up」etc…。メッセージと直結した曲の数々と、ステージを飛び降りて客席になだれ込み、ファンとポジティブなパワーを分かち合うJESEEのパフォーマンスは、とてつもなく巨大なエネルギーを放っていた。

ピアノと弦の音色に、切なくも優しい歌声を寄り添わせた名曲、「三日月」。静かに、しかし、眼差しは熱く聴き入るオーディエンス。三番手の絢香は、オープニングナンバーから広がったピースな雰囲気がとても心地よかった。そしてそのタイトル通り、愛あふれるハンドクラップが響いた「CLAP&LOVE」。loving people,loving earth ━━。LIVE EARTHへのメッセージとも言える合唱で、会場がひとつになった「Peace loving people」、リリースしたばかりの新曲「Jewelry day」。1曲1曲に全身全霊をこめていることが一目瞭然な歌声は、素晴らしい感動を生んだ。

「自分の愛する人だったり、好きな人だったり家族だったり。大切な人が明日もあさっても笑っていてくれたらいいな、って。地球がもっと住みやすい環境になれば、そういうことに繋がるんじゃないかなと思ってます」 身近な人を愛することや、生活の身近なことで少し意識を変えれば、地球のためになるかもしれない。そんな等身大な言葉も印象的だったのは、4番手の大塚 愛。ピアノの音色を背に、息づかいも伝わる厳かさでしっとり聴かせた「恋愛写真」、「羽ありたまご」。かと思えば爽快な笑顔と、ピースサインを見せた新曲「CHU-LIP」や、「Happy Days」ではミニチュアな拡声器を手にして、キュート&パンキッシュに躍動。彼女の様々な魅力を凝縮したようなメニューに、歓声が降り注ぐ。

イベントの折り返し地点は、ソウル&ブラックミュージック・テイスト満載なステージだ。まずはAI。多国籍メンバー混合の豪華編成バンドが鳴らす分厚いサウンドと、パワフル・ボイスのアンサンブルは圧巻の迫力だ。 「みんな、エコやってんの? 私なんて全然エコな感じじゃないでしょ…エコなの! 私の自転車は、ハンパないです!」 エルヴィス・プレスリーの袖についてるようなフリフリのヤツをつけて、AIのチャリンコは街を滑走してるらしい(笑)。という、笑いもありつつ、このイベントの趣旨にはまさにピッタリなトークでオーディエンスを温め、名曲「Story」では雄大な愛情を歌い、さらに「WATCH OUT!」ではスペシャルゲストにAFRAを招き、人間ワザとは思えないヒューマン・ビート・ボックスと共演。笑顔、感動、そして興奮。AIらしいエンターテインメント感あふれるステージは、お見事の一言!

もうひとりのXzibitも、日本のオーディエンスと国境を越えて音楽で繋がった。“LIVE EARTH”のロゴ入りタオルを頭に巻き、全身に気合をたぎらせ登場した姿からしてオーラを強烈に放ちまくる、この西海岸系屈指の人気ラッパー。勇壮なSEから続けた「X」から、腕を交差させた“X”ポーズをファンとともに高々と掲げ、フロアとのコミュニケーションはバッチリ。日本人にはおなじみ過ぎるくらいおなじみなお題目、“南無妙法蓮華経”をサンプリングした「CONCENTRATE」まで、アッパーなバイブス終始全開のステージだった。

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大塚愛
AI