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20世紀初め、アメリカはニューオーリンズで生まれたジャズ。そのルーツは解放された黒人たちのブルースや黒人霊歌で、 “クレオール”(黒人とフランス系白人の混血)のたしなんでいたクラシックなどの影響を受けながら形成されたと言われている。それからおよそ100年の間、ジャズにはさまざまなジャンル(スタイル)が生まれた。1930~40年代に流行したスウィング・ジャズ、1940年代後半頃に誕生したビ・バップを祖とするモダン・ジャズ、1960年代はモード・ジャズやフリー・ジャズが台頭し、1970年代は電子楽器やロックの手法も取り入れるなど常に発展し続け、その多くが今でも頻繁に演奏されている。上に挙げたジャンルを見ただけではさっぱりという方は、ジャズの名曲が多く収録されたコンピレーション・アルバムをぜひ1枚聞いてみてほしい。そうすればその多様さがわかるだろう。しかしその多様さゆえ、ジャズ入門者にとっては「何を聴いたらいいのか」困ってしまうのも事実。あるアーティストを取り上げてみても、時代や作品によってスタイルが違うのは珍しいことではないし、例えば“ピアノ・トリオ”という編成で選んでみても推して知るべし、である。そこで今回は、日常のシチュエーションや気分から選ぶジャズを提案。さらに約10年ぶりの新作をリリースする、セルジオ・メンデスのインタビューを掲載。今のあなたにピンとくる1枚はあるだろうか?

 

文/ 山本さなえ、熊谷美広

 

インタビュー

 

ジャズやブラジル音楽を元に極上のポップスを奏でるセルジオが10年ぶりの新作を語る

 

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オムニバス