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井上陽水 |
井上陽水は、吉田拓郎が確立した'70年代フォークをさらに大きなうねりへと拡大していったスーパースターだ。'69年にアンドレカンドレ名義でデビューしていたが、'72年3月にシングル「人生が二度あれば」で再デビュー。同年5月の1stアルバム『断絶』から「傘がない」がシングルカットされた頃から彼の人気は膨れ上がっていく。新聞やテレビが報道するニュースより、デートに差していく傘がないことが自分の関心、と歌うこの曲の詞は鮮烈な印象を与えた。安保闘争や学生運動の終息とともに広まった“シラケ”という時代の空気と重なっていたからだ。'73年発売の本作は日本初のミリオンセラーアルバムとなった大傑作。名アレンジャー星勝とともに作り上げたサウンドは、ロックやファンクにまで及んでいる。いまも健在な唯一無比の艶やかな声にはただ聴き惚れるばかり。
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「氷の世界」 |
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