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さだまさし

フォーク界きっての文学青年。そんなたたずまいは、いまも変わらない。'72年にグレープで歌とバイオリンを担当してデビュー。'74年に名曲「精霊流し」を残している。グレープ解散後、'76年11月に発表したソロデビューアルバムが本作だ。クラシックの影響もかいま見える端正なメロディー、日本的情緒あふれる作品作りはいまもみずみずしい。何より、短編小説のような味わいが文学への傾倒を感じさせる。本作収録の「多情仏心」や「檸檬」など文学作品と同名曲が多いのも興味深い。作詞ではなく“作詩”とクレジットするのも彼らしいこだわり。'01年に「精霊流し」、'02年に「解夏」、'04年に「眉山」と小説を発表。長年の夢もかなえている。また、落語研究会に在籍していたというトークも絶妙。ライブでの爆笑MCや'79年の大ヒット「関白宣言」はそんなユーモア精神の現れだろう。

 

 

CD

「帰去来」
2005年2月23日
(オリジナル発売日:1976年11月25日)
ワーナーミュージック
アルバム
WPCL-10161
2,100円(税込)/CD

 

CD

 

  01. 多情仏心    
  02. 線香花火    
  03. 異邦人    
  04. 冗句    
  05. 第三病棟    
  06. 夕凪    
  07. 童話作家    
  08. 転宅    
  09. 絵はがき坂    
  10. 指定券    
  11. 胡桃の日    
  12. 多情仏心