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◆声楽曲 「モーツァルト:レクィエムニ短調 K.626」
声楽曲とは文字通り、人の声を中心とした音楽のこと。ひとりで歌う独唱や複数で歌う重唱(各パートは1名)、そして合唱などのスタイルがある。CDショップでは宗教音楽のディスクも声楽曲コーナーに置かれていることが多い。宗教曲にはミサ曲やレクイエム、聖歌などが含まれる。モーツァルトはリートと呼ばれる歌曲や演奏会で単独に歌われるためのアリア、宗教曲などそのすべてに名作を残した。カノン(輪唱)のなかには、映画『アマデウス』でおなじみになったスカトロ系おふざけ曲もあったりも。クラシック界きってのメロディーメイカーであるモーツァルトは、美しい旋律のなかに人間のあらゆる感情を盛り込むことができた。必要最小限の音符で、しかし最大限の表現力をもって。まさしく天才。彼の声楽曲の傑作として、生涯最後の作品、レクイエムを聴いてみよう。この曲は某伯爵の依頼で書かれたが、モーツァルトは灰色の服を着た使いの男を死神からの使者だと思い込んだという伝説はあまりにも有名だ。その真偽はともかく、すでに死の病にあったモーツァルトは「ラクリモサ」の8小節目まで書いたところでこの世を去った。20世紀を代表するモーツァルト指揮者ベームがウィーン・フィルを振ったCDは、遅めのテンポで真摯に作品に取り組んだ演奏。古楽器演奏全盛の現在では古いスタイルという意見もあろうが、これ以上に深い感銘を与える演奏はほかにない。清澄な演奏を求めるならミシェル・コルボの旧盤('75年録音)を。この2枚はモーツァルトの弟子ジェスマイヤーが補筆した楽譜に依っているが、20世紀になって新たな補筆譜が次々に発表された。そのひとつ、バイヤー版を使ったニコラウス・アーノンクール盤は新旧盤ともに鮮烈な演奏に圧倒される。
CD
- 指揮:カール・ベーム、ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
- 「モーツァルト:レクィエム ニ短調 K.626」
- ユニバーサル ミュージック
2001年10月24日
アルバム
UCCG-3353
1,800円(税込)
| 01. 1.入祭誦/2.キリエ | |||
| 02. 3.セクエンツィア(続誦) 怒りの日 | |||
| 03. 3.セクエンツィア(続誦) 妙なるラッパの | |||
| 04. 3.セクエンツィア(続誦) みいつの大王 | |||
| 05. 3.セクエンツィア(続誦) 憶えたまえ | |||
| 06. 3.セクエンツィア(続誦) 呪われた者 | |||
| 07. 3.セクエンツィア(続誦) 涙の日 | |||
| 08. 4.奉献誦 主イエス・キリスト | |||
| 09. 4.奉献誦 犠牲と祈りを | |||
| 10. 5.サンクトゥス サンクトゥス(聖なるかな) | |||
| 11. 5.サンクトゥス サンクトゥス(祝福されますように) | |||
| 12. 6.アニュス・デイ(神の子羊よ)/7.聖体拝領唱 |

