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◆オペラ 「モーツァルト:歌劇《魔笛》全曲」

オペラはクラシックのいろんなジャンルのなかで、最もエンターテインメント性にあふれている。16世紀末のフィレンツェで誕生して以来、音楽に演劇や文学、舞台美術、バレエなどを融合した総合芸術として発展…なんて堅苦しいことはよろしい。オペラは、娯楽としても400年以上にわたって楽しまれてきた。モーツァルトも数多くの傑作オペラを残している。なかでも「フィガロの結婚」「ドン・ジョヴァンニ」「コシ・ファン・トゥッテ」「魔笛」の4作は、超人気オペラだ。「魔笛」は、死の年に書かれながら底抜けに楽しい作品。庶民向けの劇場で上演されるジング・シュピール(歌芝居というような意味)として書かれた。となると、人生エンジョイ派のモーツァルトが乗らないわけはない。台本は、当時受けていた作品からのいいとこ取りでスペクタクル満載だが支離滅裂。何やらフリーメイソンの思想すら見え隠れ…なんてこともどうでもよろしい。モーツァルトの書いた楽しくメロディアスな音楽に耳を傾けてみよう。序曲からして素晴らしい。荘重な和音が3回鳴らされ、主部ではイケメン王子や美しい王女、鳥差し(=猟師)、魔法使いらが入り乱れる舞台そのままに快活なメロディーが交錯する。歌手の聴かせどころのアリアでは第1幕のパパゲーノ「わしは 鳥刺し男でござる」と第2幕の夜の女王「地獄の復讐が我が心に煮え返る」をまず聴いてみよう。前者の親しみやすいメロディー、後者の超テクな歌は圧巻。CDでは巨匠アバドの満を持っての初録音を。自筆譜をチェック、ピリオド奏法を取り入れながら、流麗な音楽を聴かせてくれる。若手中心の歌手も粒が揃っていて過不足なし。なお、オペラCDは、原語に自信がないなら最初は対訳付きの国内盤をオススメしておきます。

  • ユニバーサルミュージック オフィシャルサイト
  • 2CD

    クラウディオ・アバド/マーラー・チェンバー・オーケストラ
    「モーツァルト:歌劇《魔笛》全曲」
    ユニバーサルミュージック/グラモフォン
    2006年5月24日
    アルバム
    UCCG-1298/9
    6,116円(税込)
     
      【DISC 1】    
      01. 序 曲    
      02. 【第1幕】第1曲 導入部:「助けてくれ! 助けてくれ!」(タミーノ、3人の侍女)    
      03. 第2曲 アリア:「わしは鳥刺し男でござる」(パパゲーノ)    
      04. 「パパゲーノ!」-「あっ、わしのことだ!」(3人の侍女、パパゲーノ、タミーノ)    
      05. 第3曲 アリア:「何という美しい絵姿だろう」(タミーノ)    
      06. 「あなたは勇気と忍耐を持たねばなりません、美しい若者よ」(3人の侍女、タミーノ)    
      07. 第4曲 レチタティーヴォとアリア:「恐れずに、若者よ!」(夜の女王)「今見たことは本当だろうか?」(タミーノ)    
      08. 第5曲 五重唱: 「ム、ム、ム」(パパゲーノ、タミーノ、3人の侍女)    
      09. 「ハ、ハ、ハ!」-「シッ、シッ!」「おい、奴隷ども!」(モノスタトス、3人の奴隷)    
      10. 第6曲 三重唱:「可愛い人よ、こっちへ来い!」(モノスタトス、パミーナ、パパゲーノ)    
      11. 「怖がったのはばかだったな」(パパゲーノ、パミーナ)    
      12. 第7曲 二重唱:「愛を感ずる男たちには」(パミーナ、パパゲーノ)第8曲 フィナーレ    
      13. 「この道はあなたを目的に導く」(3人の童子、タミーノ、僧侶たち、弁者、合唱)    
      14. 「何という不思議な笛の音だ」(タミーノ)    
      15. 「早く行きましょう、勇気を出しましょう」(パミーナ、パパゲーノ、モノスタトス、奴隷たち、合唱)    
      16. 「ザラストロ! 万歳!」(合唱、パミーナ、ザラストロ、モノスタトス、タミーノ)    
      17. 【第2幕】第9曲 僧侶たちの行進    
      18. 「この叡智の大聖堂で」(ザラストロ、第2の僧侶、弁者、第3の僧侶)    
      19. 第10曲 合唱付きアリア:「イシス、オシリスの神よ」(ザラストロ、合唱)    
      20. 「何という真っ暗な夜だ!」(タミーノ、パパゲーノ、弁者、第2の僧侶)「見知らぬ人たちよ!」(弁者、タミーノ、第2の僧侶、パパゲーノ)    
      21. 第11曲 二重唱:「女のたくらみから身を護れ」(第1の僧侶、第2の僧侶)    
       
      【DISC 2】    
      01. 第12曲 五重唱:: 「これはどうしたことでしょう? こんな恐ろしいところにいるなんて」(3人の侍女、パパゲーノ、タミーノ、僧侶たち)    
      02. レチタティーボ:「おめでとう、若者よ! お前の忍耐強い男らしさが勝利を得たのだ」(弁者、第2の僧侶、パパゲーノ)「ああ、なんて上品な美しさなんだ!」(モノスタトス)    
      03. 第13曲 アリア: 「恋すりゃ誰でも嬉しいよ」(モノスタトス)    
      「下がれ!」-「ああ! 夜の女王だ」(夜の女王、モノスタトス、パミーナ)    
      04. 第14曲 アリア: 「地獄の復讐が我が心に煮えかかる」(夜の女王)    
      05. 「人を殺すのですか?」(パミーナ、モノスタトス、ザラストロ)    
      「ザラストロ様、私のお母さんを罰しないでください」(パミーナ、ザラストロ)    
      06. 第15曲 アリア: 「この聖なる殿堂には」(ザラストロ)    
      07. 「我々はお前たち二人だけここに残して別れを告げるのだ」(弁者、第2の僧侶、パパゲーノ)/「タミーノ!」-「しっ!」(パパゲーノ、タミーノ)    
      「おや、何だい? これはわしのために持って来てくれたのかい?」(パパゲーノ、老婆)    
      08. 第16曲 三重唱: 「お二人とも、よく来ましたね」(3人の童子)    
      09. 「タミーノ、大いにパクつこうじゃないか?」(パパゲーノ)    
      「タミーノ! あなたはここにいらっしゃったの?」(パミーナ)    
      10. 第17曲 アリア: 「ああ、私には分かる」(パミーナ)    
      11. 「どうだい、タミーノ、わしだって黙ることができるよ」(パパゲーノ)    
      12. 第18曲 僧侶たちの合唱: 「おお、イシスよ、オシリスよ」(合唱)    
      13. 「王子よ、お前の態度はこれまで立派で男らしかった」(ザラストロ、パミーナ)    
      14. 第19曲 三重唱: 「愛する人よ、もう二度とあなたを見ることはできないのでしょうか?」(パミーナ、ザラストロ、タミーノ)    
      15. 「タミーノ! タミーノ! 本当にわしを置き去りにしちまうつもりですかい?」(パパゲーノ、声、3人の僧侶)「男よ!」-「お前は永久に」(3人の僧侶、パパゲーノ、弁者)    
      16. 第20曲 アリア:「パパゲーノ様が欲しいのは」(パパゲーノ)    
      17. 「さあ、来ましたよ、私の天使よ!」(老婆、パパゲーノ)「去れ、若い女よ!」(弁者、パパゲーノ)第21曲 フィナーレ    
      18. 「まもなく朝を告げ知らすため」(3人の童子、パミーナ)    
      19. 「苦難もてこの道をたどり来るもの」(武士たち、タミーノ、パミーナ)    
      「私のタミーノ! おお、何という幸福!」(パミーナ、タミーノ、武士たち、合唱)    
      20. 「パパゲーナ! パパゲーナ! パパゲーナ! 可愛い女よ! 小鳩よ!」(パパゲーノ、3人の童子、パパゲーナ)    
      21. 「静かに、静かに、静かに、静かに!」(モノスタトス、夜の女王、3人の侍女)/「太陽の輝きが夜を追い払い」(ザラストロ、合唱)