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ボサの場〜ゆっくりと時間の流れる音楽
selected by 村松アキラ

村松アキラ
カマアゲ:グラフィックデザイナーを本業とし、趣味でDJなどもやっています。アートワークでの最近の作品は、advantage Lucy「Echo ParK」、Vasallo Crab75「Today Is Tomorrow」、Three Berry Icecream「Rain Drops」など

以前、麻布のクラブでイベントをオーガナイズしていました。その時のタイトルが「ボサの場」。選曲も最初はブラジルものが中心だったけど、徐々にジャンルレスになっていき、気持ちの良い音楽をかけるという趣旨に変わっていきました。その時の気持ちみたいなものを思い出して今回は選曲しました。カフェに行ったり、お風呂に入ったり、時間の流れをゆっくりと過ごす方法はいろいろあるけれど、たった1曲の音楽を聴いただけで、時計の針が少しゆっくり進むような感じ。ジャンルを飛び越えて、気持ちをリセットできるような場所、ボサの場へようこそ!どうぞ、気ままに楽しんでいってください。

1. KAZMI 「Jennifer Juniper」
ドノヴァンの名曲を好カバー。オリジナルは大人っぽい感じだけど、こちらのヴァージョンは、とてもかわいい感じに仕上がっています。朝、ベッドから出てきて、まだ、あまり頭が回っていない時なんかに聴くと、気持ちが良いです。
2. ピーター・セラーズ 「Goodness Gracious Me」
「ピンクパンサー」や「博士の異常な愛情」などで知られている、俳優のピーター・セラーズ。ビートルズのカヴァーなど、実は歌も結構歌っています。この曲は、ソフィア・ローレンとのデュエット曲。自然体の二人の掛け合いが、とても微笑ましいです。
3. マルコス・ヴァーリ 「Gente」
ブラジル音楽界の重鎮。未だに現役で活躍している彼が20代に書いた楽曲。優しく初々しい歌声は、ソフトロックが好きな人、ボサノバ入門者にもおすすめです。のんびりとした空気感のあるこの曲を聴くと、学校や会社に行かずに公園に行きたくなります。
4. モンティー・パイソン 「Always Look On The Bright Side Of Life」
イギリスの伝説的コメディ・グループのモンティ・パイソン。彼らのスケッチは、ブラック・ジョーック満載だったけれど、この歌は、ついつい一緒に口笛を吹きたくなるような楽しい楽曲。少し前にCMでも使われていたので、知っている人も多いのでは。
5. TODD RUNDGREN 「I Saw The Light」
トッド・ラングレンの代表曲。オリジナルとは違い、ここに収められているヴァージョンは、ボサノバタッチにリアレンジされていて、とても新鮮。風通しの悪いところに、スーッと風を通してくれるような瑞々しいアレンジワーク。プロデューサーとしても活躍している彼の仕事っぷりはさすがです。
6. XTC 「Wonderland」
ひねくれポップバンドのXTC。好きな曲は本当に沢山あるけれど、今回はこの曲をチョイス。タイトル通り、おとぎの国に迷い込んだような不思議な曲調。何度も聴いていくうちに、どんどんとその魅力にはまっていってしまうドリーミーな楽曲。
7. スペシャルズ 「Do nothing」
パンクとスカを融合させた元気なファーストアルバムも大好きだけど、さらに様々な音楽の要素を取り入れたセカンドも凄く好きです。特にゆったりとしたリズムのこの曲は、海や砂浜の情景が思い浮かびます。カンカン照りだった昼の日差しが、少し傾きかけたくらいの感じ。
8. Little Tempo 「SHAKE IT UP BABY」
スティールパンの音は、何でこんなにも気持ち良いんだろう。唯一無二の楽器を手にした彼らの奏でる音楽を聴くと、ゆっくりと散歩にでも、行きたくなる。よそ見をしながら、寄り道しながら、自分のペースでゆっくりと。晴れた日に聴きたい。
9. SUPER BUTTER DOG 「コード」
ライブ音源を集めたアルバム「ラ」。一番有名な彼らの曲は、「サヨナラCOLOR」だけど、あえて僕はこの曲をチョイス。段々と暮れていく空のような、静かなグラデーションをイメージできるこの曲。単純にコード名を繰り返し言っているだけのサビも、妙に心に残ります。
10. エヴリシング・バット・ザ・ガール 「Each And Every One」
デビューアルバムの名盤「EDEN」の1曲目に収録されている曲。夜、自宅のソファーで今日という日を思い返しながら、ゆっくりと聴きたい。トレーシー・ソーンの優しい歌声に段々と緊張がほぐれていき、ゆったりとしたリズムに心が解けていく。