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毎日の暮らしに豊かな彩りを添える音楽達。
selected by 近藤健太郎

近藤健太郎
神奈川県横浜市生まれ。the Sweet Onionsのヴォーカル&ギター担当。philia records代表。98年、高校時代からの友人である畠中健太、メンバー募集で出会った座間直樹、高口大輔と共にthe Sweet Onions結成。2004年2月ファーストアルバム「pictures」発表。2006年4月セカンドアルバム「Life is Beautiful」発表。6月28日に共同プロデュースしたレーベル初となるコンピレーションアルバム「Easy Living Vol.1」をリリース。
http://www.philia-records.com
大人になればなるほど、「音楽なんて聴いてる暇ないんだよね」と言って、どんどん“それ”から遠ざかっていってしまう人達がいます。でもそんな悲しいこと言わないで。1日の限られた時間の中、ほんの少しの時間でいいから、美しい音楽にそっと耳を傾け気分をリラックスさせてみるのはいかがでしょう。懐かしい出来事や、夢中になっていたことを思い出したり、今現在頑張ってることの活力さえも、きっと得られるに違いない。そんなそれぞれの毎日の暮らしになくてはならない、心に「ゆとり」と「豊かな感性」を与えてくれる10曲を選んでみました。
1. ノラ・ジョーンズ 「Don't Know Why」
洗練された心地よいメロディーと無駄のないアレンジ、人肌感溢れる演奏に、彼女の甘くハスキーで伸びやかな歌声は、まさに毎日の暮らしに欠かせない必須アイテム。仕事で疲れて帰ってきたり、対人関係においてちょっぴり嫌なことや悲しいことがあったとしても、この曲を聴けば気持ちは安らぎ、時に感情的になった心さえも、ひんやりと優しく癒してくれる。
2. ジョン・レノン 「Woman」
ジョンが妻のヨーコのみならず、全ての女性に向けて捧げた愛溢れる讃歌。自分の内面的弱さを自覚し、女性(ひいては隣人)への優しい眼差しと感謝の念を表したこの曲を聴いていると、とても心が洗われると同時に、どうしようもなく涙が溢れてくることも多々ありなので要注意・・・。
3. シックスペンス・ノン・ザ・リッチャー 「Kiss Me (LP Version)」
爽やかなギターのカッティングに、これまた爽やかでキュートな歌声とメロディーが魅力のシックスペンス・ノン・ザ・リッチャー(グループ名の響きもなんだか素敵)。いわゆる王道ギターポップの流れを汲むこの曲は、ずっと終わらないと信じていたあの甘酸っぱい青春時代(現実は甘くなかったけど・・・)をきっと思い起こさせてくれるに違いない、そんな曲です。
4. サンデイズ 「I Feel」
ギターポップ/ネオアコからもう1曲。こちらはどちらかという少し影のある、いかにもイギリスのグレイスカイが似合うナンバー。なんとなくやるせない思いに浸りたい時、寝転びながらぼんやりと、デヴィッドの繊細で時に激しいギター、そしてハリエットの神秘的な歌声に身を委ね、音の波間を彷徨ってみてはいかが。
5. ポール・サイモン 「Still Crazy After All These Years」
フィル・ラモーンを共同プロデューサーに迎えたこのアルバムは、ニューヨークの香りのする都会的で洗練された1枚。邦題「時の流れに」というこのナンバーは、昔の恋人に再会して、今もなおその人を愛してることを知り、狂おしく思う男の様子を描いた作品。誰しもそんなせつない思いのひとつやふたつはあるはず(ないか・・・)。だから今夜はこの曲を聴いて、昔の淡い恋でも思い出してみてください。
6. エディ・リーダー 「Kiterflyer's Hill」
元フェアグランドアトラクションのボーカル、エディ・リーダーの98年のソロアルバム、「Angels & Electricity」から大好きな1曲目を。美しく気高く、かつ情感こもって歌われる感動のナンバー。僕はこの人の声が本当に好き。泣けます!
7. ギルバード・オサリバン 「ウー・ワッカ・ドゥー・ワッカ・デイ」
あのポール・マッカートニーから、「僕のあとに続くアーティストはエルトン・ジョンとギルバード・オサリバンさ」と言わしめたイカした男オサリバン。なぜか孤高の人、ちょっと気難し屋なイメージのある彼ですが、紡ぎだす旋律はいつも珠玉。この曲も、軽快なピアノバッキングにのせたキャッチーでせつなげなメロディーのまさにオサリバン節。思わず顔もほころびウキウキしてしまうのです。
8. XTC 「Holly Up On Poppy」
ひねくれポップの代名詞的存在XTC。でもこの曲は、前述のウー・ワッカ・ドゥー・ワッカ・デイに通ずるひたすらキャッチーな好POP!! あ、でもそこはアンディー・パートリッジ。やっぱり一筋縄で終わらないへんてこなメロディーも含まれながらも、着地点はあくまでPOP! なんでこういう音楽が一般的にもっと浸透しないのだろう。ボソッ・・・
9. キリンジ 「スウィートソウル」
日本が誇るPOPマエストロ、ご存知キリンジ。楽曲、アレンジ、演奏、歌声、ハーモニー、サウンドetcどれをとっても完璧で隙がないんだけど、決して堅苦しくないし嫌味でない。本当にスウィートでちょこっとセクシー。思わずうっとりしてしまうナンバーです
10. リッキー・リー・ジョーンズ 「After Hours」
1日の終わりはこんな曲を聴きながら締めくくりたい。静かなピアノのつまびきと、囁きかけるようなどこか悲しげな彼女の歌声。人生は楽しいことばかりじゃない。明日は何が待ち受けているのだろう。今日安らかに眠れることにひとまず感謝して、今夜もおやすみなさい。
