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初夏の緑に埋もれたい
selected by 山田里香

山田里香
ブラジル音楽を独自の解釈で演奏するアコースティックトリオ、Bophana(ボファーナ)のボーカリスト。タイ・バンコク出身。その容姿からは想像できない艶やかな歌声が魅力。カンボジア人である母の影響で洋・邦問わず多様な音楽を聴き育ち、10代後半から都内のクラブ等で歌手活動を開始。25歳にしてブラジル音楽に出会い、サンバ、ボサノバ等を歌い始める。2ndアルバム「Natureza」発売中。
http://www.tone.jp/index.shtml
緑が濃くなる季節。陽が長くなって、まだまだ外が明るい。とりあえず外に出たくなりますね。私は普段どちらかというと出不精なのですが、この時期はちょっと「出なきゃ」って思います。梅雨時期もかぶるから朝から雨なんてこともありますが、一歩外に出るといつもはお目にかからない蛙たちに会ったりしてびっくりなことも。緑の香りもより濃くなって。家に居ると低気圧でどよ〜んてなっちゃって寝てしまうことが多いんですけどね。そんな、初夏の日に緑に囲まれて聴きたくなる曲たちを紹介します。
1. クララ・ヌネス 「Morena De Angola」
サンバの歌姫の中でもその迫力ある歌声が印象的なクララ。マーチのようなリズムで思わず行進したくなります。夏に向けて元気が出る曲です。
2. ジョイス 「Feminina」
軽快なボサノバを歌うジョイス。これは彼女の代表作。元々は1980年に発表された名作「Feminina」からです。スピード感があってとても爽快な一曲。一度聴いたら病みつきです。
3. Taraf de Hadouks 「Dumbala dumba」
大好きなジプシーのバンドです。彼らのライブを一度観ることが出来ましたが、とにかく気持ちいい!楽しそうに演奏する様が頭に浮かんできます。歌も可愛らしくて楽しくなる一曲です。
4. 小野リサ 「マリア朝よ」
リサさんがアントニオ・カルロス・ジョビンの息子、パウロ・ジョビンとデュエットした曲で、半分は日本語です。とても優しい詩で、内容はどうやら秋の曲なのですが、私の中では木漏れ日が射す木々の中、という印象です。歩みもゆったりしてしまいそうな一曲。
5. ミニー・リパートン 「Memory Lane」
ミニー・リパートンの名曲です。昔の想いにとらわれてしまいそうな自分の気持ちを歌ったちょっと切ない詩なのですが、曲自体はポップ。なんというか、「切な可愛い」曲です。
6. ノラ・ジョーンズ 「Shoot The Moon」
これはもう夏の終わりの曲ですが、とにかく美しい曲。夜の海のイメージがあります。哀愁が漂いつつも温かい彼女のボーカルがぴったり。夕方にかけて、ちょっと空が濃いブルーに変わりそうな時間に聴きたい曲です。
7. くるり 「ばらの花」
私の中ではすごく「青春」の味がする曲です。これを高いキーで一緒に歌うのが好きです。爽やか。でもどこまでも切ない。
8. 大貫妙子 「美しい人よ」
「美しい」という単語をこんなに美しく歌われてしまうと参ります。本当に、水が流れるような曲です。以前一度だけ生で聴いたことがあるのですが、もう歌いだしで異世界へ飛んでしまいました。
9. エリス・レジーナ 「O Trem Azul (The Blue Train)」
意味は「青い電車」。ゆったりとした美しいメロディに、力強さのあるエリスの歌が魅力。とても気持ちのいい曲です。彼女が亡くなる前の最期のライブでこれを歌い、最後感極まって歌えなくなったというエピソードもある、名曲です。
10. Miyuki Hatakeyama 「真夏の湿原」
初夏ではなく真夏…なのですが、この曲は本当に広い広い緑を感じさせてくれます。美由紀さんの深く優しいボーカルが大地を包んでいるような、そんなイメージの曲です。
