音楽ニュース
2008年12月29日

黒船来航、メタル三味線ケヴィン・メッツが衝撃デビュー

ケヴィン・メッツ、デビュー・アルバム「ゴッド・オブ・シャミセン」

風雲急を告げる2008年末。アイドル、演歌界に続き、なんと“三味線”界にも黒船が来航! 津軽三味線に恋したアメリカ人三味線プレーヤー、ケヴィン・メッツが、アルバム『ゴッド・オブ・シャミセン』で、衝撃の日本デビューを果たしました!
 
その凄腕三味線テクと、へヴィ・メタルと三味線を融合した独自のサウンドで、すでにデビュー前から話題沸騰のケヴィン・メッツ。彼は1972年、アメリカ人の父と京都生まれの母によりドイツに生まれ、幼い頃はヘンデルやバッハを聴いて育ったという経歴の持ち主。5歳のときに、父の仕事の都合で、青森県三沢市に移り住んでからは、ヴァン・ヘイレンやイングヴェイ・マルムスティーンなどが好きなメタル少年に転身、自身もバンドを組んで、地元のフェスなどに出演していたとか。
 
そして、14歳の時、三味線との衝撃の出会い! たまたま母親と行った津軽三味線の名人、高橋竹山のライブにて、一気に三味線の魅力に開眼。それ以後、テープで、民謡酒場で、三味線を聴きまくり、「自分はアメリカ人なので三味線を習えない」と思い込んでいた彼は、ギターで津軽三味線のフレーズを繰り返し練習する日々を送っていました。
 
その後、南カリフォルニアに移り住み、地元の大学を卒業後、ギタリストとして活躍しつつも、津軽三味線への挑戦を決意、10年ぶりに日本に戻り、三沢で津軽三味線の本格レッスンをスタート。そしてレッスンが終わり、カリフォルニアに戻った頃には、本格的三味線プレーヤーとして活躍、アメリカで三味線を教えるかたわら、アメリカ発の“三味線ロッカー”として、バンド活動を行ない、ついに念願のデビューを果たすことに。
 
今回リリースされるアルバムには、メタル調の「メタル・じょんがら」や、「スター・ウォーズのテーマ」、「ドラゴン・クエスト・メドレー」、「ファイナル・ファンタジー・メドレー」など、伝統曲、アニソン、ゲーム・クラシック音楽まで、盛りだくさんの内容。さらに寿司を食べに行くときの喜びを歌ったケヴィンの自作曲「スシ・フルサト」など、異色のオリジナル曲も収録。これは注目です!
 
2005年に、弘前と金木で開かれた津軽三味線全国大会では、外国人として初めて賞を受賞、そのほかにも“東京邦楽コンクール”現代三味線音楽協会賞(2008年)など、さまざまな賞を受賞するなど、その腕前はホンモノ。三味線に恋したアメリカ人が創り出した、三味線の概念を超えた異色のサウンド。ケヴィン・メッツを要チェック!

(CDジャーナル)

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