音楽ニュース
2006年12月28日

紅白はJ・シマブクロと共演、夏川りみライブレポート

夏川りみ「さようなら ありがとう〜天の風〜/未来」

大晦日の恒例行事となっているNHK「紅白歌合戦」に、夏川りみが5年連続で出場を果たす。過去4回に披露した曲はすべて「涙そうそう」だが、今年は喜納昌吉の名曲「花(すべての人の心に花を)」を歌唱することが先ほど発表された。
しかもこの曲には、ゲスト演奏家としてウクレレ奏者、ジェイク・シマブクロの参加が決定。彼はハワイ出身の日系アーティストで、今年公開された映画「フラガール」の音楽も担当した、コンテンポラリー・ウクレレの第一人者である。そんなジェイク・シマブクロと夏川りみの共演も、今年の紅白の見どころの一つだろう。

また、彼女は現在全国ツアー「夏川りみ Concert Tour 2006−2007 とことわ〜天の風」の真っ最中。去る12月10日に、中野サンプラザで開催された東京公演の模様が写真つきのレポートでmsnミュージックに到着! 紅白を観る前に、是非ともチェックしていただきたい。

◆「夏川りみ Concert Tour 2006−2007 とことわ〜天の風」12月10日@中野サンプラザ

恒例となった夏川りみの中野サンプラザ公演。満員の観客の温かい拍手で迎えられた夏川りみは、沖縄を強く感じさせる楽曲「ウナイ島」で歌い始めた。

夏川の歌声には独特の魅力がある。よく伸びる張りのある高い音域。瑞々しい優しさに溢れた低い音域。清涼感と温かみを兼ね備えた歌声が、心地よい波動となって体に沁みこんでくる。たった1曲で会場はすっかりリラックスムードに包まれてしまった。

この日演奏されたレパートリーには、佐藤竹善、玉城千春(kiroro)、黒沢薫(ゴスペラーズ)、森山良子、大島保克など錚々たるアーティストから提供された幅広い楽曲が並ぶ。夏川はそれらを完全に消化して自身の一部とし、自由自在に歌いこなしていく。

テレビやCDで耳にして「優しい癒しの歌」とイメージしていたが、初めて聴く生の夏川の歌声は、意外なほどの力強さを持っていた。予想していたように「癒しの歌声の中にふんわりと漂う」のではなく、「歌声にしっかりと包み込まれている」ようなこの感じ、悪くないぞと思いつつ、時を忘れて聴き入る。

楽曲の細部に至るまできちんと心がこもった歌唱からも、(決して喋りが上手ではないが)数曲ごとに丁寧に楽曲の背景を語り、「咳とか我慢しないでね」と客席を気遣うMCにも、彼女の観客に対する真摯な姿勢が見て取れる。観客が皆いい笑顔でコンサートに参加しているのが周りを見るまでもなく伝わってくる。

途中、バンドのメンバー全員が楽器を持ち替えてアコースティックな編成で歌う楽曲あり、観客全員でカチャシー(沖縄の手踊り)を踊るシーン(非常に楽しかった)もあり、緩急に富んだ構成は長丁場の公演ながら全く飽きるところがない。

小渕健太郎(コブクロ)のペンによる最新シングル楽曲「さようならありがとう〜天の風〜」をクライマックスに、150分で全17曲。終演後には感動で涙ぐむ女性ファンの姿もチラホラと見受けられた。

途中のMCで客席に問いかけた様子では、今日の観客はかなりの割合で2回目以上の夏川体験のようだ。確かに終演の余韻とともに感じたのは「もっともっとあの歌声に包まれていたい」という思いだった。筆者もリピーターとなりそうだ。

夏川が準備を進めている次のシングルは、槇原敬之が作詞作曲編曲を手がける楽曲だそうだ。初の組み合わせとなるこのコラボレーション。果たしてどんな歌声を聞かせてくれるのだろうか。

なおmsnミュージックでは、夏川りみのニュー・シングル「さようならありがとう〜天の風〜」についてのインタビューを掲載しています。詳細は下記をご覧ください。

◆夏川りみ、シングル「さようならありがとう〜天の風〜」のインタビューはこちら!

(OOPS! News Network)

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