音楽ニュース
2006年9月20日

三島由紀夫の肉声による貴重な朗読CDが発売

DVD『憂国』

これまで幻となっていたファン待望の主演/監督映画『憂国』がDVD化され、ファンを喜ばせた文豪、三島由紀夫。今年35回を迎える三島の命日・憂国忌にあわせて、生前三島が自らの意思により、作品を朗読・録音した2作品が、『耳で聴く三島由紀夫』(JXCC-1020〜1(2枚組) 税込4,830円)として11月22日にCD化されることが決定しました。

この作品には曲亭馬琴の名作を三島が創作歌舞伎として死の直前に上演した「椿説弓張月」と、敬愛してやまなかった詩人・浅野晃「天の海」を朗読した音源が収録されます。1969年に収録された「椿説弓張月」は、演出意図として段ごとに台詞回しを使い分け、義太夫、長唄、お囃子を従えて、三島の一人舞台ともいえる内容となっているとのこと。また「天の海」(1967年収録)は親交深かった山本直純との語らいから“詩の朗読と音楽の融合”を試みた新しい表現方法として創案された“ポエムジカ”という手法にのっとって朗読されているとのこと。

日本の古典芸能に通じ、文芸のみならず舞台や音楽など多岐に渡って活躍、『憂国』では能の舞台を大胆にアレンジし自ら主演した三島由紀夫。常に斬新でかつ美しい表現方法を模索していた三島の貴重な肉声によるこの朗読CDはファン必携の作品です。

(CDジャーナル)

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