ザ・クロマニヨンズ インタビュー

世の中でウケるとか、みんなにとってどうだろうとか考えない
――4枚目のアルバム『MONDO ROCCIA』ですけど、すごくかっこいいアルバムに仕上がりましたね。
甲本ヒロト:やった!
――毎回、レベルの高いアルバムを作られていますけど、そのつど自分達の最高の作品に仕上がっていて。
甲本:そうです、最高傑作です!
――しかも、今回は全曲モノラル・ミックス。これまでもお2人はアナログ盤のモノラル・ミックスの音の良さを強調されてましたけど、今回は自分達もやってみようと?
甲本:毎回monoなんですけど、ミックスの最終段階で音を左右に振っていて。それが面白いと思っていたんですけど、今回は最後までmonoで行き切ってます。
真島昌利:ふだんからモノのレコードをよく聴いているし。いいなって思ってて。
――音がまとまって聴こえると、束になった感じでサウンドが太く聴こえますね。
真島:4ピースのロックンロールバンドって、全然、monoで構わない。というかmonoのほうが逆にいい。もちろん、ステレオにはステレオの良さもあるけれど。今回は何となくの流れですべてをmonoで、ということで。
甲本:ふだんからそんな音楽を聴いているから、自然な流れじゃないかな。好きな音楽を聴いていて、好きなことをやったらこうなったという。
――迷いがないですね。
甲本:そう、ブレないんです。いいものを作ろうとするとブレるんです、何がいいかわからなくなって。でも、好きなことをやろうとすると何が好きか自分ではっきり分かるから、ブレないんです。世の中でウケるとか、みんなにとってどうだろうとか考えない。自分だけ良ければいいんだもん。ブレないです。
――ストレス溜まらないし?
甲本:そう、フリチンでいい、気持ち良ければ(笑)。
――そして、今回もヒロトさんとマーシーさんが曲を半々ずつ出し合っていて。
甲本:うん、それも6曲ずつ出したんじゃなくて、順番に出していって。で、やりながら雑談するじゃないですか。"今回はレコードだよな。レコードって言ったら、(収録時間は)30分ぐらいだよな"って。"だったら12曲だね"って話がポロポロ出ながら作業が進んでいくんです。それで順番に出して12曲になったところで"もういいか"って(笑)。
――ほぼ34分みたいです。
甲本:ちょっと長くなった(笑)。60年代のビートグループとか20分台が普通だよ。

