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カサビアン インタビュー

「アンダードッグ」の中間部分の混沌とした感じは、渋谷の喧騒と似てるかもしれない

――3年ぶりのアルバムですがこの3年間はバンドにとってどんな3年間でしたか?

サージ:15回くらい世界中を回ってたよ。2008年にツアーが終わったので、数ヶ月オフを取って3月にデモのレコーディング始めたんだ。その間、夏のツアーがあって9月にアルバム・レコーディングの総仕上げをしにサンフランシスコにも行った。そして12月にやっとマスタリングが終わったんだ。結局9ヶ月くらいで終わったかな。そんなに悪くなかったね。1枚目と2枚目のアルバムの間はほとんどオフがなかったし、4年間ツアーで世界中をまわりっぱなしだったから、本当に休息が必要だった。庭の手入れとかしたかったしね。

――3年間で複数回来日してますが、そんな日本のバイブレーションは今回のアルバムに反映されてますか?

サージ:具体的には反映されていないかもしれないけど…。渋谷の夜の喧騒やネオンの色合いはとても印象的だった。たとえば、「アンダードッグ」の中間部分の混沌とした感じは、渋谷の喧騒と似てるかもしれないな。あと富士山はすごかった。あんな場所、今まで行ったことがないよ。異様な雰囲気だったね。フェスといえば、フジロックに出演している間中、ずっと変な耳鳴りがしてたんだ。どこから聞こえてくるのかわからないけど、すごい変な感じだったよ。時差ボケのせいかな。

――他の曲に比べて、民族的でミステリアスな感じを受けましたが…。

サージ:陶酔感を出したかったんだよね。

――今回作曲するにあたって重点を置いたことはありますか?

サージ:そうだな。どこからともなく曲が降りてきた感じだったからね。キース・リチャーズがよく言ってたよ、"自分はアンテナで曲を受信するだけだ"って。本当にそんな感じだった。普段からいろんな音楽を聴いて、自分を刺激したり、いろんなものを吸収してビートだったりサウンドだったり、ギターを弾いたりとにかく自分の部屋で音を出してた。特に計画みたいなものはなかったんだよ。曲は自然に完成に向かっていった。アレンジとかプロデュースは作る過程で決めていく。でも、曲ごとの方向性があるから、例えば「ファスト・フューズ」は、はじめにメロディーと歌詞をギター弾きながら作ってんだけど、そのときから"ディック・デール風の楽曲にしたい"って曲が訴えてたんだよ。そんな風に曲ごとに方向性を決めていったんだ。