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GLAY インタビュー

メロディも詞も、「I am xxx」というタイトルすら、オファーを受けて5分程ですぐに固まった

最初、彼らの曲だとは思わなかった。

のたうつギターにうねるベース。ふと訪れた静寂に差し込むボーカルは、いつにない激しさを帯びている。寄り添うオペラのスキャットと、その詞に刻まれたゴシック調の世界観。4分半の楽曲にもかかわらず起伏に富んだドラマティックな構成は、一篇の映画を観終えたような胸のざわつきを後に残す。

GLAY15周年のアニバーサリー・イヤーを飾る第2弾シングル「I am xxx」は、GLAY史上最もヘビィで最もダークな、彼らの新境地を切り開く力強い楽曲になった。もともとは映画『ラスト・ブラッド』の主題歌として提供をオファーされた1曲――。

「その話を聞いて、直感的に前から取り組みたいと思っていたGLAYの新たな一面を引き出してもらえると思ったんです。それはヘビィなサウンドとダークな世界観、そしてヨーロッパ的な壮大さですよね。メロディも詞も、“I am xxx”というタイトルすら、オファーを受けて5分程ですぐに固まった。それはすごく珍しいことです」

TAKUROは曲の発端をそう振り返る。そこで生まれたモチーフを、彼はまずHISASHIに相談し、やりとりを重ねながらイメージを発展させていった。それはここ何作かで試してきた、GLAYの新たな音作りの完成形を示すものだ。