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吉井和哉 インタビュー

吉井和哉の5thアルバム『VOLT』が完成した。ここ数作と同様に制作はアメリカ・カリフォルニアで行われ、レコーディング・メンバーには、ジェーンズ・アディクションの活動で知られるクリス・チェイニー(b)や、ウィルコのパトリック・サンソーン(key)らが参加。海外のツワモノ・ミュージシャンたちと「バンドサウンドとは何か?」という命題を徹底的に突き詰め、そこに日本人アーティストとしてのパーソナリティを交歓させた、超意欲作。本人いわく、「今回のレコーディングは楽しくてしょうがなかったし、手応えがまったく違った」。その圧倒的に突き抜けた最新作について、じっくり語ってもらった。
取材・文/結城雅美

今回のアルバムって、あったかいと思うんですよ、人肌がちゃんとあるというか

MSN:ニュー・アルバム『VOLT』は、アメリカ・レコーディングならではのタイトなバンド・サウンドと、日本語の趣が違和感なく共存している印象を受けました。

吉井:アメリカのミュージシャンたちとプレイしてみると、自分自身のレンジの狭さに気付かされることも多いし、特に今回は、バンド・セッションから生まれるケミストリーが大きかったですね。それから自分で言うのも何ですけど(笑)、今回のアルバムって、あったかいと思うんですよ、人肌がちゃんとあるというか。そんなにしょっちゅうTVに出るわけでもなく、大掛かりなプロモーションをするわけでもないのに、こうしてやり続けていられるっていうのは、その質感を気に入ってくれている人が多いんじゃないかなあと。

MSN:確かにソロ作のなかでは、特にパーソナルな部分が前面に出ている気がしますね。

吉井:そうそう、おばあちゃん子なところが出ているというかね。ここ、意外と重要なんですよ(笑)。