阿部真央 インタビュー

1月21日に、アルバム『ふりぃ』でデビューするシンガーソングライター阿部真央。まだ若干18才という若さながら、そのソングライティング能力の高さは、天性のものを感じさせる。10代ならではの心の葛藤や湧き上がる熱い衝動を、一音一音に、一語一語に込めた彼女の音楽は、聴くものの心を瞬時に鷲掴みにし、奥底にズッシリと響かせる、目には見えない強靭な吸引力がある。楽曲世界同様に、インタビュー中も一つ一つの言葉を確かめるように、丁寧に話していた彼女。紛れもなく彼女は、新たな風を吹かせてくれる、次世代を担う逸材といえるだろう。
取材・文/星野 彩乃
この曲には、どういう阿部真央が似合うかな? と曲を作る段階で主人公の声も決めるんですよ
MSN:デビューにあたって、今の心境はいかがですか?
阿部真央:正直、今は不安のほうが大きいですね。自分の中ではもっと密やかなデビューを思い描いていたので(笑)、まさかこんなにもたくさんの方の力を貸していただけるようなことは思わず、ただただびっくりしてるといいますか。なので、とても楽しみではありますね。
MSN:それだけ阿部さん(の楽曲や才能)に、周囲が注目している証だと思うのですが。
阿部真央:(照笑)
MSN:デビュー・アルバム『ふりぃ』は、随分バラエティーに富んだ重量感たっぷりの内容となってますね。
阿部真央:阿部真央には、いろんなパターンの楽曲があるんで、それをまず見せなきゃって。タイトルも『ふりぃ』とあるように、自由に曲を作って、自由に歌わせてもらって、それを自由に詰め合わせたのが、このアルバムなんですよね。自分でもジャンルとかボーダレスだなと思いますし。
MSN:ひらがなで『ふりぃ』というのも、今作を象徴しているといいますか。
阿部真央:そもそもは先に楽曲があって、それをアルバム・タイトルにもしたので、結果的には後付けなんですけどね(笑)。
MSN:阿部さんのサウンドは、ロックが基盤になっているものの、懐かしいフォークの感触だったり、洋楽の匂いもあれば、日本独自のメロディーラインもあったり、じつにさまざまな要素が絶妙に混ざり合い、それが阿部真央オリジナルとして存在してますよね。
阿部真央:ロックにしても、深いところまで掘り下げて聴いているわけではなく…普通にテレビから流れていた音楽を、耳にしていたんです。でも、逆にそれが、よかったのかもしれないです。
MSN:また曲によって、歌声もまったく別人といっていいぐらい違いますよね。
阿部真央:曲を作る段階で、主人公の声も決めるんですよ。でも、主人公といっても、ほかの誰でもなく私で。この曲には、どういう阿部真央が似合うかな? と考えて作っているというか、様々な阿部真央が、曲ごとに沿っている感じですね。

