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Gackt インタビュー

ハイエッジで強靱なバンドサウンドが、艶やかな光沢を放ちながら疾走する。Gacktから、約1年半ぶりに届いたニュー・シングル「Jesus」は、ハードでラウドなロックチューンに仕上がった。激しさと儚さ、夢と現実、生と死が交錯する世界観は、彼ならではの美学に貫かれている。そして本作は、12月14日からスタートする全国ツアー“GACKT LIVE TOUR2008-2009 Requiem et Reminiscence II〜再生と邂逅〜”で、明らかになる物語の序章でもあるという。その物語に込めた想いに迫る。
取材・文/長尾 泰

50ヘルツぐらいのスーパーロウも含めた音像感があって。大きな音で聴いてくれたらいかにこの曲の音像が厚いかが分かると思うよ。

MSN:ニュー・シングル「Jesus」と全国ツアー“GACKT LIVE TOUR2008-2009 Requiem et Reminiscence II〜再生と邂逅〜”(以下ЯR)の構想はいつごろから?

Gackt:今年の5月ぐらいかな。『Bunraku』という映画の撮影と並行してやっていたというか。撮影で行ったルーマニアで触れた、戦争の傷跡や退廃が残る街や文化に影響されたところもある。

MSN:2001年にリリースしたアルバム『Rebirth』と、それに連なるツアー“Requiem et Reminiscence”(以下ЯR)の時空を超えた続編である、と。

Gackt:“ЯR”という物語は、第2次大戦後のヨーロッパが舞台になっていて、別れがテーマになっているんだ。この物語をもとに制作されたアルバムが『Rebirth』。このアルバムは、バンドサウンドを中心にできていて。今回“ЯR”という続編を作っていくなら、サウンドもよりブラッシュアップしたバンドサウンドで、シンプルにしたかったんだ。

MSN:おっしゃる通り、ハードなバンドサウンドに圧倒されます。これまで発表してきた曲のなかでも、激しさでは群を抜いてるかと。

Gackt:『Rebirth』から7〜8年経ってるから、激しさはあのときの比じゃない(笑)。音の分離感も演奏している姿が見えるようだし、50ヘルツぐらいのスーパーロウも含めた音像感があって。機会があったら、大きな音で聴いてくれたら、いかにこの曲の音像が厚いかが分かると思うよ。グラスや金属がガタガタ共鳴するぐらいだから。といいうことは、身体もそれを感じてる。だから曲を聴いてプレッシャーを感じるというか、苦しくなったり、熱くなったり、胸をグッと締めつけられるような感じになったりするんだ。

※注:ツアータイトル含まれる「et」の「e」は正しくはアキュートエクセントがつきます。