藤井フミヤ インタビュー

デビューから25年。つねに第一線に立ち、リスナー達に、他アーティスト達に多くの刺激を与え続けてきた、藤井フミヤ。今や“藤井フミヤ”というその名が代名詞といえるほど、唯一無二の存在感を放つ彼が、さらなる境地を開くべく、初のコラボ・アルバムを作り上げた。『F's KITCHEN』と銘打たれた今作は、まさに唯一無二の歌い手・藤井フミヤが料理人と扮し、さまざまなアーティスト達が提供した極上の素材(サウンド)を、フミヤ流に調理した(歌い上げた)、美食(楽曲)の数々が味わえる作品となっている。
それにしても、参加したミュージシャンの豪華なこと! 奥田民生、槇原敬之、浅井健一、ゴスペラーズ、財津和夫、スキマスイッチの常田真太郎…と、ここに列記しただけでも、その顔ぶれの多彩さを感じられると同時に、いかに彼が、多くのミュージシャンから親しまれ、敬意を払われているかが分かるだろう。そして、何より、彼と彼らとの音楽を通じたコミュニケーション、想像を超えた化学反応に驚くはずだ。
なんと今回は、7曲目の「Down Town Rain」を手掛けた、クレイジーケンバンドの横山剣との、夢のビック対談が実現! なんと2人は、この日が意外にも初対面! とはいえ、話を進めていけばいくほど、数々の共通点が発覚?! 終始、話が尽きることのなかった2人の熱いトークを、ご堪能くださいませ。
取材・文/星野綾乃 撮影/森リョータ
実は今日が初対面になるんです。ずっと近い距離にいた気はしていたんですけど。(横山)
藤井:どうも(と横山に手を差し出す)。
MSN:お2人でお会いになるのは久々ですか?
横山:いや、実は今日が初対面になるんです。ずっと近い距離に、いた気はしていたんですけど。
藤井:ニアミスばっかりで(笑)。
MSN:そうだったんですね。てっきり公私共に、長いお付き合いをされているものかと思い込んでいました。では、今回のコラボレーションアルバムに、剣さんが参加することになった経緯を、教えていただけますか?
藤井:剣さんとは、ルーツ的に似たものを感じていて。
横山:キャロルとか。以前に、フミヤさんの本を読んだときに、キャロルのことが書いてあって、興奮したのを覚えてますよ(笑)。僕も中学のときに、コピーバンドやってました。
藤井:まったく一緒なんですね。しかも、剣さんは、もともとクールスのメンバーですし。それこそクールスは僕の青春、ど真ん中ですからね。
横山:実はフミヤさんがデビュー前、久留米のライブハウスでドゥアップをやっていたときに、一度ステージを見たことがあるんですよ。
藤井:まじですか!?
MSN:そんなにも前からニアミスしてたとは!?

