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melody. インタビュー

ハワイ出身、誰もが羨むクリスタル・ボイスの持ち主、melody.。東京に移り住んで早5年以上が経過、その間マイペースながらもコンスタントに作品をリリースし、前作にて、確信に満ちた“READY TO GO!”の掛け声と共に、“今の自分”を解き放った彼女が、新たに辿り着いた場所とは? その答えは、バンド・サウンドへの接近に、オーガニックなグルーブの追求、歌声・節回しそのものもよりナチュラルなものへと変化し、愛や絆、故郷(ハワイ)など、“本当に大切なもの”へと思いを馳せた、4枚目のアルバム『Lei Aloha』の中にあるのかもしれない。
取材・文/山岸睦郎

実は私は、結構ゆがんだ感じで、日本を見てたのかもしれないってことに気づかされて。それで一度、全部リセットしようって思うようになって。

MSN:前作『READY TO GO!』からわずか9か月と、これまでを考えると、驚きの早さで新作『Lei Aloha』が、みんなの手元に届けられましたが、サウンド、アルバム全体の雰囲気も、大きく様変わりしてますよね。

melody.:『READY TO GO!』までは、“今の自分”を前面に出した作品になっていると思うんですね。ビートとかも今風だし、“東京で暮らしている私”みたいな。特に『READY TO GO!』では、“今の私はこういうものなんです!”っていうのを出し切った気がしたから、次は逆に、もっとピュアな、“素の自分”を出したいなって。新しいアルバムはサウンドも、生っぽいオーガニックな感じで、歌い方も歌詞の内容も、原点を見つめ直すような感じになっているんですけど、『READY TO GO!』で一回、すべてを出し切ったからこそ、こうなったと思いますね。

MSN:確かに聴いていて、“原点を見つめ直す”っていう部分は、すごく伝わってきます。そう思うようになったキッカケは、何かあったのでしょうか。

melody.:東京に来てからもう5、6年経つんですけど、ある時期まで、日本の文化とか日本人のあり方っていうのに対して、クエスチョンをいっぱい抱えたままきていたんですね。その頃ちょうど、帰国子女の子たちと話す機会が、多くあったんですけど、そこで色々と悩みを打ち明けていくうちに、実は私は、結構ゆがんだ感じで、日本を見てたのかもしれないってことに気づかされて。それで一度、全部リセットしようって思うようになって。日本だから、日本人だから、私は今日本にいるから、彼らに合わせなくちゃいけないとかいう考え、もうすべてリセットして、一人の人間として生きよう、そして周りの人たちもそう見てみよう、って考えるようになったのは、大きかったのかもしれないですね。