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宇多田ヒカル インタビュー

また、この楽曲は、ラジオをモチーフに作られたものだそうで、それに伴い、「HEART STATION」特設ページでは、全国のFM局での盛り上がり状況もリアルタイムに更新。そんな「HEART STATION」を語る上で、キーワードとなる“ラジオ”。今回、なぜラジオを題材したのか…、そこには、宇多田ヒカルの強い想いが込められてた。

宇多田ヒカル:(最近は)「mp3ダウンロードすればよくない?」とか「何かネットラジオとかも始まっちゃってるしさ」とか「ワンセグ」とか…やっぱりラジオ的にもキツイ(時代だ)と思うんだよね。(そういった意味では)「今どきラジオ?」みたいに思われるかもしれないけど、何かそのちょっと古くさい感じも含めてラジオは好きなの。(ラジオというよりむしろ)ラジオ界が好きなの。なんか「音楽が好きなんです〜」みたいな、手づくり感とか、アナログ感とかがすごくあって。そういう愛おしいもの、温かいものっていうのが、やわらかい感じがするから。で、曲のイメージがまさにそんな感じだったから、たぶんそれでラジオっていうのがポッと出てきたんだと思う。ま、“心の電波”っていうテーマを決めてたから。

“心の電波”というテーマを掲げたこの楽曲には、“大切な人”と、宇多田ヒカルが話す人物に向けて作られた曲だそう。そして、自分と同じ思いをしている人にも聞いてほしいと語る。

宇多田ヒカル:前にすごく仲よくしてたすごく大切な人と、突然、ちょっとしたことがあって、もう連絡を取り合わないようにしようって決めたことがあったのね。そのときに、最後のやりとりの中で、「じゃあ今度から心の電波で…」っていうふうに書いたの。(それが)「あ、いいね」みたいな。

何か言いたいことがあっても、「元気?」とか聞きたくても、連絡ができないから、こう…「心の電波飛ばす」みたいな「心のメール」みたいな、またその人が、この曲を聞いてくれたりしたら、「ああ、私の気持ちも伝わるわ」みたいな感じ。

なんか、未練とかそういうのではなく、ただ何か、「元気?」って聞きたいみたいなものなんだけど。だからすごくもう心から直球で歌詞書けた。だから共感しやすいのかなって思う。このぐらいで直球で書くと説得力が違うよね。

いつもはこういう人に聞いてほしいってそんなに思わないんだけど、今回は初めて、そういう思いをしてる人とか、したことある人に聞いてほしいってすごく思うの。ホントなんか、そういう忘れられない恋とか、すごくステキな想い出の恋とか、相手が死んじゃったのかもしれないとか、大切な人と別れちゃって…でもすごくステキな想い出で…ときどきよく思い出すなー、みたいな。そういう感覚持ってる人に聞いてほしいってすごく思う。