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宇多田ヒカル インタビュー

■ アルバム『HEART STATION』 インタビュー

3月19日に、5枚目のアルバム『HEART STATION』をリリースする、宇多田ヒカル。前作『ULTRA BLUE』から1年9ヶ月ぶりとなる今作には、話題作『ヱヴァンゲリヲン新劇場版:序』テーマソング「Beautiful World」や、TBS系金曜ドラマ『花より男子2』イメージソング「Flavor Of Life -Ballad Version-」、花王『アジエンス』新CMソング「Stay Gold」など、話題のタイアップ・ソングを含む、全13曲を収録。そんなバラエティに富んだ、新境地を切り拓くニュー・アルバムについて、宇多田ヒカルが語ってくれた。

◆ アルバムの制作について

前作から4年ぶりのアルバム『ULTRA BLUE』リリース後、6年ぶりとなる全国ツアーを、2006年7月1日からスタート。そのツアーの合間から、曲を作り始めたという宇多田ヒカル。そこからいかにして、ニュー・アルバム『HEART STATION』は、完成に至ったのか。

宇多田ヒカル:ツアーを挟んだから、割と早いテンポで作り出して作り終えたなっていう感じ。シングルも何曲か作って出して、「じゃあ、アルバム制作にちゃんと本腰入れよう」と言ってからも、結構スラスラ曲ができて、すごく順調に進んでいて、今回はすごい調子よく進んでるし、このまま最後までつらつらってできちゃうんじゃないのって言ってたんですよ。最後の3曲目ぐらいまでは。

そうしたら、最後の方でやっぱり行き詰まって「うわぁ、苦しい」ってなった…(特に)最後の2曲と、ミックスの間が、「何でもいいから早く終わってくれ…」みたいな。

一応、最後の方の曲数になってくるにつれて、どんどん全体図のバランスを考えながら、作らなきゃいけないものなんだけど、やっぱり最初はそのときの気分とかで、結構好き勝手に作ってたのね。でも、最後の2曲ぐらいになると、最後にはめるパズルのピースって限られてくるみたいな感じで、ちょっと全部を考えながら作った。最後はやっぱり難しい。最後、のし付けるみたいな感じだったな。

一応、アルバムを作り出すときに、初めから今までのものよりも素直で、すっと聞けるようなものと、イメージしながら作りはじめた。音的にも歌詞的にも、あとメッセージ的にも割と変なひねりとか、ややこしい感じとか難解な感じは避けて、シンプルで素直というのを一応目標にしていた。

(アルバム全体としては)晴れ晴れとした気持ちで作れた。すごく潔い感じが出てると思う。これが今の私。小気味いいアルバムになったかな。