PR


DOUBLE インタビュー

まずは、USのR&Bの音に近づけるようにと、追いかけていました。で次はといえば、USのR&Bにも負けないものを作っていこうと、後半のほうは、そういった気持ちでしたね。

MSN:でも10年前の自分には、なかったものってあるんじゃないですか?

DOUBLE:それはありますね。たとえば「ROCK THE PARTY」って曲は、『Life is beautiful』というジャズ・アルバムで、生楽器の音の厚さというかダイナミック・レンジを再確認したからこそ、生楽器を演奏するオルケスタ・デ・ラ・ルス・バンドをフィーチュアしようというアイデアが、浮かんだわけですよね。初期の頃には、バンドをフィーチュアしようなんて発想はなかったでしょうし、たまたまラテンにハマっていた時期だったので、ラテンなアレンジで行こう! という発想が湧いたわけで。でもそこで思うのが、私は積んできたキャリアの中で、変化してきたわけで、決して意識的に変化させてきたわけではない、ということなんですよね。自然に、その時に興味あったものを取り入れている、そういった感じなんです。

MSN:なるほどね、変わっていかなければいという気持ちはなかったと。

DOUBLE:ええ、そういう気負いはなかったですね。ただ「Who's That Girl」では、これ以上なというくらい、ポップに作ったつもりだったので、その後の「Rollin’ on」ではマニアックというか、かなりコアなものを出しました。そういったことはバランスを考えてやっています。

MSN:常に最新のR&Bを開拓しなければ、と思ってやっているのかと想像していましたが。

DOUBLE:US(アメリカ)のR&Bでもそうですが、最新の音ってあるじゃないですか。でも私は好きじゃないと取り入れないですね。好きなものならドンドン取り入れればいいと思いますけれど…途中で思うようになったんですよ。まずは、USのR&Bの音に近づけるようにと追いかけていました。でも、もうそれは自分の中で消化できたし、歌うことも出来ました。で次はといえば、USのR&Bにも負けないものを作っていこうと、後半のほうは、そういった気持ちでしたね。

MSN:USのアーティストの中にも、ヒットチャートの音を追っかけているアーティストって大勢いますからね。

DOUBLE:ええ、そういう二番煎じというか、アメリカ人もすぐ後追い的なことをするじゃないですか。これが流行ったから、すぐそれを真似してって。そういうのは今の私にとってバカバカしく見えるんですよね、正直言って。