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奥田民生 インタビュー

ロック・バンド、UNICORNのデビューから今年でちょうど20年。その20周年を祝うがごとく今年に入り、初となるソロとしてのベスト盤。井上陽水氏との共作アルバム。そして、この10月には、UNICORN/ソロ時代と2種、それぞれ2枚組のトリビュート盤がリリースされ、巷ではちょっとした祝福ムードに湧いている、奥田民生。そんな彼がオリジナル・シングルを久々に発売。民生=独特のマイペース・ノンポリ感漂う楽曲が数多なイメージがあったのだが、今回の新曲2曲は、それをくつがえす、妙にドッシリとした<期待を背負う男>感が楽曲全体からかもし出されている。奇しくも、ちょうど20年前にUNICORNがデビュー(1987年10月21日デビュー)した次の日、その新作の事を中心に色々と話を伺った。
取材・文/池田スカオ和宏

元々将来のことなんて考えるタイプじゃなかったし。それこそ当時は、もう3日後までのスケジュールしか気にしてなくて(笑)。

MSN:今年に入り、初となるソロとしてのベスト盤を出したり、2月には井上陽水さんとのアルバムを出したり、この10月にはトリビュート・アルバムが2種出たりしていますが、ご本人的にはこの盛り上がりをどう見ておられますか?

奥田民生:単純に嬉しいですよ。まあ、ベスト盤やトリビュート盤といった類は、自身の今までの音楽活動の“ごほうび的”に思っていて(笑)。トリビュート盤にしても、期待通りの人もいれば、意外なアプローチもあったりと、色々なアーティストの様々な解釈や消化を面白く聴かさせてもらったし。やっつけ的なものは一曲も無く、貴重な時間を僕なんかの為に、しかもみんな頭を使ってくれて、ホントありがたかったですね。

MSN:ちなみに20年前は、今の自分はどうなっていると思ってました?

奥田民生:何も思ってなかったな。元々将来のことなんて考えるタイプじゃなかったし。“音楽活動は続けていきたいな・・・”とは思っていたけど、それに際して特に具体的なビジョンも無く。運動選手みたいに選手生命も無いですからね、この仕事は。それこそ当時は、もう3日後までのスケジュールしか気にしてなくて(笑)。その繰り返しですよ、この20年。得たものもあれば、失ったものもあったし…。

MSN:その得たものとは、例えば?

奥田民生:体重が増えたり(笑)。最初の頃出来ていなかったものも、徐々に出来るようになったり。色々な体験や経験をして、色々なものが見えたり、分かってきましたからね。

MSN:逆に失ったものは?

奥田民生:やっぱり体力かな(笑)。あと、肌の艶や、爽やかな汗の感じとか(笑)。