MSNミュージック インタビュー 安藤裕子

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安藤裕子 プレイリスト

自身でもさまざまな歌謡曲のカバーに挑戦したり、日本の偉大なる名曲の数々に心をひかれる彼女らしく、時代やジャンルを超越するとても興味深い5曲を選んでくれました。

1. PICO「悲しみは青い馬にのって」(アルバム『ABC〜ピコ・ファースト』収録)
J-WAVEでレギュラー番組をやっているときに偶然知ったんですけど、PICOはね、音痴なんですよ(笑)。だけど、音楽的才能にあふれてて。この天才ぶりは、異常ですね。さっきのインタビューでも話したけど、このPICOも、たくさんあふれてる音楽の中で、“なにこれ!?”ってものがすごくありました。
2. ゆらゆら帝国「ズックにロック」
ゆらゆら帝国は、なぜか知らないけど昔からこの曲だけが大好きだったんですよ。“ロックだな!”と思って、すっごい衝撃うけて。
3. 早瀬優香子「セシルはセシル」
カバーしたいと思ってるストックが何曲もあるんですけど、早瀬さんもその中のひとつで。当時、彼女は18才くらいなんですよ。だけど、アルバムのタイトルが…『躁鬱・SO-UTSU』、なんです。秋元康さんがプロデュースをしているかわいらしい曲で、声もロリータ・ボイスなんですよね。これでもかってぐらいのスウィートな声で、18才にして“アンニュイの女王”みたいな。でも、タイトルが“躁鬱”って…。スゴいですよね〜。
4. はっぴいえんど「敵タナトスを想起せよ!」(アルバム『はっぴいえんど 』収録)
この曲もそうですけど、はっぴいえんど自体がすごく好きで。「Wの悲劇」の松本隆さんの歌詞も、くやしいぐらい天才だなって思うんですけど。この曲はたしか、細野晴臣さんがすごい早口っぽく歌ってるんです。“タナトス”って、“戦いの神”とかそういう意味みたいなんですけど、むやみやたらな感じのレコーディングが好きなんですよね。カウベルみたいなのが“カンカンカンカンカンカン!”って鳴ってたりする、無理やりな感じが好き。音に、すごく心がはやるっていうのかな。
5. キング・クリムゾン「21世紀のスキッツォイド・マン」(アルバム『USA』収録)
最近CMで流れてる曲がカッコいいなって思って、キング・クリムゾンは聴いてみたんです。不穏な感じ、好きですね! 私、昔から…。それこそ、明智小五郎でも金田一耕助でもなんでもそうなんだけど、殺人事件が起こる前の音って、いかにも大野雄二さんが作ってる感じで、“ド〜ン、ド〜ン…”みたいな不穏な動きをするんです。それに、心がなんかワクワクして(笑)。そんなような“不穏感”を、クリムゾンにも感じたんです。