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KREVA インタビュー

ヒップホップのソロ・アーティストでは初となる、オリコン初登場1位を獲得した『愛・自分博』から1年7か月ぶり、KREVA 待望のニュー・アルバム『よろしくお願いします』。1曲目から16曲目まで、この曲順でのライブが思わず観たくるような、完璧ともいえる流れ(本人も意図してのもの、だからラスト3曲は“ボーナス・トラック”ではなく“アンコール”)を持った一枚である。前作での成功も通過点に過ぎなかったと断言できるほどの、確信に満ちたメロディー、グルーブ、リリック…、それら一つ一つはどのようにして生まれたのか、新たに掴んだ表現方法とは、果たして? 
取材・文/山岸睦朗 撮影/柳大輔

心の中で勝手にこのアルバムにつけた言葉があって、実はそれが“恋に恋する30代”って感じで(笑)。

MSN:待望の新作『よろしくお願いします』ですが、普遍的な色合いが強まったなと、まずは感じたのですが。

KREVA:前作を作った時にも、10年後の自分も歌えるような歌詞にしようっていうのがあって。だから40歳とかになって、もしかしたらライブ会場的にはホールとかが多くなってきて、そういう所でも歌えるもの、先になっても歌えるものを、と考えるようになったのが、自然と染み付いていたのかもしれませんね。自分に。

MSN:よりソウルフルにもなったのかなって気もしました。それに、刺さる言葉が非常に多い。

KREVA:うまくラップとかで、思っていることをうまく伝えられるようになってきたというか、さらに。昔、ラップを始めた頃とかって、スタイルに惹かれていたと思うんですよ。“ラップしている、オレ”みたいな。今は、ラップを使って、思っていることを色々と表現することが、できるようになってきたって感じですかね。

MSN:いい意味でゆるやかなグルーブに貫かれていますよね。中盤あたりはセンチメンタルな曲も並んでいて。

KREVA:サブ・タイトルというか、心の中で勝手にこのアルバムにつけた言葉があって、実はそれが“恋に恋する30代”って感じで(笑)。ゆるやかさに関していえば、単純に自分がそれが好きっていうのもあるんですけど。思うのは、遅い曲でかっこよくラップする方が、速い曲でかっこよくラップするより難しいんですね。でもやっぱりそこに挑戦はしたいし、自分としてはかっこよくできていると思ってはいるから、そういう自信もありつつ、遅い曲が増えている気はします。