馬場俊英 プレイリスト

「最近お気に入りの曲」をテーマに5曲セレクトしていただきました。
1. ポール・サイモン「何かがうまく」(アルバム『ジ・エッセンシャル』収録)
歌詞の内容が“自分は何かが上手くいくことに慣れてないんだ”っていう歌なんですよ(笑)。で、実際に上手くいかないと“やっぱりな”って安心してしまう、そんな自分がいるっていう…なんかその視点にすごく共感できるんですよね。その“チェッ”って感じを自分も持ちたいなと思うんで。すごく憧れですね。
2. スティーブン・ビショップ「ロックン・ロール・スレイヴ」(アルバム『ケアレス』収録)
歌詞の内容はおいといて、サウンドに祭りの後の静けさというか、空しさのような雰囲気が漂ってるんですよね。でも“大丈夫”みたいな感じもあって、励まされるんですけど。ちょっと鼻炎気味で抜け切れない感じの声も愛着があって。好きなシンガー・ソング・ライターですね。
3. スティーヴィー・ワンダー「ノックス・ミー・オフ・マイ・フィー」(アルバム『キー・オブ・ライフ』収録)
スティーヴィーはシンガー・ソング・ライターっていうイメージより、もっと大きな存在に思えるけど、根本はやっぱりシンガー・ソング・ライターで。とにかくソング・ライティングが素晴らしくて、この曲のようにメロディを操って演奏して唄えたら素晴らしいなぁって思わせてくれるんですよね。
4. ジェイムス・テイラー「コッパーライン」(アルバム『ニュー・ムーン・シャイン』収録)
シンガーソングライターなら、少なからず彼のことを好きだと思うんですけど。この曲は、自分の想いを伝える作り方じゃなくて、お話を作るような感じなんですよ。架空の街みたいなのがあって、そこではこういう景色があって、こういう人が暮らしていて、こういうことを思っている…そういう、自分の生活の中からちょっとズラしたとこでファンタジーを描くっていうのが、すごくイイなと。彼が唄うと、夜月が出てるだけでも、すごく素敵なことのように思えるんですよね。
5. トレイシー・チャップマン「ファスト・カー」(アルバム『TRACY CHAPMAN 』収録)
彼女は非常にストイックというか、自己への問いかけみたいなのがすごくあって。意識も高く、世の中のとかいろんなものに目を向けているんですよ。そういう批評的な眼差しっていうのは、いつか僕にも必要になるだろうって思わせてくれる曲ですね。

