Jazztronik インタビュー

プロジェクト・アルバム第1弾『Love Tribe』、その第2弾『Beauty-Flow』と、年明け早々からリリース攻勢を続けてきたJazztronikの、新たなフル・アルバムが早くも登場。至る所で公言してきた“更なるポピュラリティの追及”により生まれた、最高にカッコ良くて最高にポップな全16曲入り。特筆すべきはそのどれもが、マンデイ満ちるにロブ・ギャラガー、大貫妙子に今井美樹、山崎まさよしやVERBAL(m-flo)といった、豪華ゲストの名前に必要以上に寄りかかることもなく、あくまで“ジャズトロ流”を貫くことによって実現しているということ。この部分こそが、新作『Grand Blue』の最大の魅力なのかもしれない。
取材・文/山岸 睦郎 撮影/森リョータ
自分の頭の中で思い描いていたことを、オリジナルの作品で表現するのはすごく大変なんだなって、改めてわかったりもして。
MSN:新作『Grand Blue』ですが、以前から言っていたように、広い意味でポピュラリティのある作品に仕上がっていると思います。野崎さん自身、出来上がりに対してどのような印象をお持ちですか。
Jazztronik:『Love Tribe』の頃から言っていた、“いい意味でのポップさを追求する”っていうのは、ある程度は出来たなっとは感じてはいて。でもやっぱり、自分の頭の中で思い描いていたことを、オリジナルの作品で表現するのはすごく大変なんだなって、改めてわかったりもして。これはまだまだ年月がかかりそうですね。ボク甘く考えていたから、この作品でほとんど(追求が)出来るかなって思ってたんですけど、全然ダメですね。もちろん現時点で、自分のやれることは全てやったんですが。
MSN:タイトルに込められた意味とかあれば教えてもらえますか?
Jazztronik:このアルバムのテーマが“ビーチ・パーティ”なんですよ。そういうのがまずボクの中で“ボン”ってあって。ビーチって言ったらイメージすることは、ねえ、海じゃないですか。そういった海を連想させるような、広い海、深い海を連想させるような言葉を考えた時に、この“Grand Blue”っていうのがいいんじゃないのかなってなって。響きもいいし、有名な映画があったというのもあるんですけど、親しみ易いかなって。実際、映画とはスペルも単語も違うんですけど。
MSN:それで1曲目が「Voyage」(「Voyage=航海」)なんですね。
Jazztronik:いや、これは偶然です。タイトル的には、完全に偶然なんですよ。曲調として“始まる感”は出したかったのは確かですけど。ワクワクする感じとか。

