平井堅 インタビュー

枕元には水とボイスレコーダーという、「3時間起床セット」が置いてあって(笑)
MSN:今回に限らず、平井さんの書く曲はいつも、ぱっと降りてきたんだろうなという…詞と曲が同時にできたような、自然さがありますよね。
平井堅:最近特にそうですね。メロと詞が同時に出てくることが多いんです。そうすると、やっぱり自然なんですよね。詞が聞き取りづらいとか、メロディと詞がうまく噛み合ってないということがない。「ひーとみーをとーじてー」とか「アィワナビー、ア、ポップスター〜」とか、同時に出てこないと有りえないフレーズですからね。僕の場合は、やっぱりすっと出てきたほうがいいみたいです。考えれば考えるほどドツボにはまる。もちろん全部ではないけど、なんか最近調子がいいみたいで、同時に出てくることが多くて。実はまだ誰にも言ってないんですけど、すでに「きた! 」っていうバラードも1曲できていて(笑)。これも同時でした。
MSN:同時にでてくるようになったのには理由が?
平井堅:うーん、なんででしょうねえ。あのー、僕、寝るのが下手なんですよ。寝れないわけじゃないんですけど、寝ても必ず3時間で一度起きちゃうんです。そのときに出てくることが多いんですよ。枕元には水とボイスレコーダーという、「3時間起床セット」が置いてあって(笑)。目が覚めた時って、いつも、すごくくだらないことを考えてるんです。「××××(芸能人)の髪って…重くないか? 」とか。「××××、最近出てこないけど元気なのか? 」とか。全て芸能界についての悩みなんですけど(笑)。で、そういうことをいつも話す友達にメールを打つんですけど、それをやってるときに曲が浮かぶんですね。で、ぱっとレコーダーに入れて、また寝る。なんでそのとき出るかは、わからないですけど(笑)。
MSN:はああ…。平井さんの創作活動と私生活の両方がリアルに想像できる話ですねえ。
平井堅:で、夜中に打ったそのメールの返事が、翌日の昼頃に返ってくるのが楽しみなんです。
MSN:そんな時間にできたという、まだ誰も知らないバラードは近いうち聴けそうですか。
平井堅:そうですね、あと何曲かおどかし的な曲を出して、そのあとですね…って、これ、今自分で思いついて言ってるだけなんで、実現するかどうかわからないですけど。だいたい僕ひとりで「きた! 」と思ってる段階です(笑)。
MSN:でもこれだけ長くやってると、「これはみんなもいいっていうだろうな」とか「これは好きだけど通らないだろうな」とか…わかってきませんか。
平井堅:いやいや、それはわからないですよ! もう今だって、スタッフとは日々ケンカケンカ、ですから…って、冗談ですけど(笑)…周りにどう受け止められるかっていうのは…どれだけやってもわからないですね。だって、その曲がいい悪いって、基本的には個人の嗜好ですからね。僕がいいと思っても、スタッフは思わないってことは、いまだに多いです。ただ、基本的に僕は、周りの意見をすごく聞くほうなんですけど、今回自我が芽生えたみたいで、初めて主張しました。スタッフとしては「いいものができたね、カップリングだね」という感じだったので、そこを僕の意志を押し通してシングルとして出すことことにして。初めてですね、ここまで主張したのは。
MSN:大人になったんですかね。
平井堅:いや、逆に子供になったんじゃないですかね(苦笑)。

