ECLIPSE2009~奄美皆既日食音楽祭 Part.3 2009

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人と自然と宇宙が響き合う奇蹟の瞬間、皆既日食!歴史的イベントの裏方スタッフ日記。
ECLIPSE2009~奄美皆既日食音楽祭 Part.3

2009年7月16日~24日 @奄美大島 明神崎リゾート




イベント詳細
奄美皆既日食音楽祭 ECLIPSE2009 レポート
2009年夏、日本で今世紀最長の皆既日食が見れる。その歴史的瞬間を体験するために沢山の人が観測地である鹿児島県南部の島々を目指しました。僕は奄美大島で開催されたフェスティバルにオーガナイザー側のスタッフとして参加。過去最強の過酷で波瀾万丈、でも最高のパーティだった奄美大島での一部始終です。

世界中で皆既日食のときには素晴らしいパーティが行なわれてきました。もちろんこの日本の皆既日食でパーティを開催しようと思った人は沢山いたと思います。しかし歴史的なパーティの開催はそんなに簡単なものではありません。奄美皆既日食音楽祭を主催したのは渚音楽祭などを主催しているBrand New Made。遠い南の島でフェスティバルを開催するために莫大な費用と時間が費やされ、出演者やスタッフはほとんどボランティアで参加するなど、普通のイベントでは考えられない状況でした。でもこの歴史的瞬間を体験したいという気持ちで参加した人達が集まりフェスティバルは開催に向かいます。

7/9、大阪からフェリーに乗り、穏やかな1日半の船旅の末、奄美大島に上陸。正直、一体どうなるんだろうと不安でいっぱいだったが、着いてみると奄美の常夏の空気に気持ちは一瞬で島モード。先に着いていた人達は既に焼けていて良い感じに島に馴染んでいる感じ。地元の人達もすごく歓迎してくれている様子。自然も美しく海は超奇麗、そこは楽園のようでした。会場はリゾート開発に使われるはずだった場所みたいで、南国の木々が立ち並び、美しいビーチが広がるとても良いところ。気に入ったのは地元の黒糖焼酎、ちょっと甘くて飲みやすくて、すげえアガる↑。本当最高です奄美大島!

しかし美しい楽園も昼間は灼熱の世界、正直こんな場所で野外パーティの準備なんかできるの?ってぐらい暑い!シエスタと呼ばれる12時から16時までの間は休まないと倒れてしまうぐらいの暑さでした。さらに気をつけなくてはいけないのは毒蛇ハブ。南の島でパーティやるのってなんて大変なんだろうと実感しながらも準備に取りかかります。

メインステージの太陽、ビーチステージの月、オーガニックエリアの地球の3つのエリアに別れ、デコレーション、会場整備、ステージ設営などやることは盛り沢山。過酷な状況に比例して全体の指揮系統もいっぱいいっぱい、毎日沢山のバトルが繰り広げられました。でも良かったのは今回の為に全国から募集で集まった総勢200人近くのボランティアスタッフのみなさん。とても感じが良く、スタッフとして志の高い人達ばかりが集まっていて、海外からのトラベラーも多く、僕らに新鮮な空気を持ってきてくれました。

7月16日、地球エリアでHideyo Blackmoonによるオープニングセレモニーが行なわれ、太陽、月などはまだ準備中の中、ゆっくりとパーティは始まります。18日からは月ステージも始まり、毎日ビーチは最高。SpaceGatheringやOVAなど日によって色んなパーティが行なわれ、デコレーションも毎日色を変え展開していきました。以外にも海外から来ている人が多く、まるでパンガンやゴアみたいだと言う声も。

21日、メインフロアのシェイドストラクチャーもできあがり太陽ステージスタート。面白かったのは地元奄美の名物「八月踊り」。踊りながら回る盆踊りのような感じなんですが、フロアが渦のようになり、その渦に入ると黒糖焼酎が出てきて大盛り上がり!海外の人達は「This is party!」と言ってとっても感動していました。奄美の地元と僕らのパーティがミックスされた良い瞬間でした。

夜が明けるといよいよ日食当日。その時が近づいてきました。REE.K→SYSTEM 7の流れでフロアに人が集まる。空は残念な事に曇り。でもわずかに太陽が欠けていく様子が見えます。SYSTEM 7のライブ中はほとんどの人が踊っていた感じでした。そして音が止まり、誰もが待ちこがれた瞬間がやってきました。波の音が聞こえなくなるくらい潮は引き、叫び声が聞こえる。会場中、大気中の全てが日食に反応している感じ。雲の中から見える太陽の光がだんだん小さくなっていく、なんか光が吸引されていくみたい。そして消えた!辺りは暗く、遠くがうっすらと明るい。正に陰の中にいる瞬間。ダイアモンドリングは見えず、空には雲以外何も見えない、何も聞こえない静かな時間が流れる。曇りの日食ってこんな感じなんだと思いつつ、その静かなひと時に身を任せる。やがて花が咲くように太陽の光が戻り、また叫び声が聞こる。辺りは明るくなり、ふと周りを見渡すとこれまで働いていた人達はそのまま起き上がらず寝てしまった様子。みなさんお疲れさまでした〜、なんて一瞬思ったが、こっからがパーティでしょ!さあ後半戦スタート。

日食の直後はMixMasterMorisがプレイ。雨模様のためフロアにはあまり人はいなかったが、オーストラリアから来ていた友達のグループはかなり楽しんでいた。ちょっとオーストラリアっぽいディープな空間になっていて良い感じ。サンセットと共にDeep Forestが美しいライブを披露。その後はSun Pauloがけっこう盛り上がった、さすがミスターアフターエクリプス。そしてDJ Tsuyoshiへとバトンタッチ。この日の夜はトランスばかりのため寝ちゃった人も多かったかもしれないが、この夜がヤバかった。Tsuyoshiのプレイはフロア屋根に移る映像とマッチしていて中々カッコいい。さっすが日本代表。さらに途中雨が降り出し、面白いことに突風が吹くたびにフロアはあり得ないくらい盛り上がっていく。嵐を呼ぶ男なんて冗談を言っていたら本当に嵐が来てしまった。

お次はMASAが登場。嵐の中の迫力あるかなりディープなセット、次第に嵐は強くなり、雨が強すぎるためフロアの照明や映像は消され、雷の光がフロアを横切る。雨水でスピーカーから煙が出たり、エントランスが大破したとの情報も!でも音は相当かっこ良い!もちろんダンスフロアは止まらない。しかも雷の度にどんどん盛り上がる。その後はFullmoon Mondoがその空間を引き継ぐ。少しテンパったけど、いくら嵐であってもこのパーティは止まりません!そして夜明けと共にETNICAのMAXがDJをスタート。雨のせいでライブはできないかと思われたが、次第に雨は上がっていく。その後ライブのセッティングもうまくいき、パーティはETNICAと共に朝日を向かえる。嵐の夜を超えたダンスフロアには最高の笑顔が溢れていた。

せっかく盛り上がったパーティも朝で一旦終わり、ちょっと申し訳ないなと思いつつそのまま芝生に倒れる。昼過ぎ、タイミングよく雨に起こされ仕事再開。この日はビーチでEcho&Nymph、フェスティバル最後の夜。自分もDJ&LIVEの「NOGEJIRO」があるので準備にとりかかる。今回は絵描きのSEISENも参加してくれることなった。前半はオーストラリアチーム→KOTAROと良い感じにフロアができあがっていく。体力的にかなりフラフラだったが、やるだけやってみようと思い、いざプレイ!、、、、けっこう盛り上がった。やってみるもんだ。気づけば雨模様だった空も晴れに変わっていた。 最終日は素晴らしいパーティになりました。ビーチは全てがBeautiful!みんな最高に楽しんでる。一時はどうなるかと思ったけど本当良いパーティになって良かった。地元の人まですごく心配していたハブ問題も噛まれた人はゼロ。日食は曇りだったけど、、、まあそれも日本ぽくていいんじゃないかな。

みんな本当お疲れさまでした。三年間がんばってきたBNMと九州チームのみなさん、全体をまとめたGlobal ChillageとWaon Pro。過酷な環境の中素晴らしい物を作り上げたR TYPE LやEnwamadeのデコレーションチーム。ボランティアスタッフをまとめたトモ君、あきちゃん。大勢のスタッフを支えたまかないチーム。その他、みんな頑張ったおかげで僕らは奇跡的な最高のパーティを体験することができました。集まった人達も素晴らしい人ばかり。ありがとう奄美大島。

なんか日食って大事な節目な気がする。惑星が直列するときって何か奇跡的な事が起こるポイントなのかな?2012年のオーストラリアが楽しみだ☆

text by Kojiro
過去のECLIPSE2009レポート
>>ECLIPSE2009~奄美皆既日食音楽祭 Part.1(2009年9月)
>>ECLIPSE2009~奄美皆既日食音楽祭 Part.2(2009年10月)

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