RYO

広告


トップページ インタビュー 特集 レーベル ビデオ イベントレポート イベントスケジュール
 
| 1 | 2 | 3 |

3つ位のバランスと要素で成り立っているようなトラックを中心に世界観を作って行ければというアイディアがあって、そうしたエレクトロミュージックとトリオ(3人組)を合体させて作った造語なんです

★で、日本を離れるわけですが、今後日本を外側から観るにあたって、国内だと、東京以外に好きなパーティーの場所ってあったりする?

RYO:
パーティー自体はどこも楽しいですけど、この間Kotaroくんと一緒だった京都はやっぱり町自体に歴史を感じる雰囲気があるし、あとは北海道も好きですね。広々してて、人もみんな温かい感じがするし。2006年の元旦は札幌でパーティーだったんですが、終了後に皆で温泉に行ったりして楽しかったですよ。

★オーストラリアはパーティー後に温泉とかは無さそうだな…
っていうか、寒い所苦手って言ってなかったっけ?


RYO:
まあ、そうなんですけど(笑)、北海道のパーティーは好きですね。

★最近、RYOでは無く、ELECTRIO名義でも活動しているようですが、どういった事がきっかけで、別の名義での活動を決めたのでしょうか?

RYO:
知り合いのパーティー等で何度かユルめのセットをプレイする中で、プリミティヴが主催する野外パーティーにブッキングされた際に、オーガナイザーさんから、ユルめのセット用に新しい名前で出演してみませんか?という提案があったんです。で、急に名前を考えることになって。
僕のユルめのセットはあまりジャンルに拘る事無く選曲して行こうと考えていて、「テクノとハウスとブレイクス」とか、「トランスとプログレッシヴとエレクトロ」みたいに3つ位のバランスと要素で成り立っているようなトラックを中心に世界観を作って行ければというアイディアがあって、そうしたエレクトロミュージックとトリオ(3人組)を合体させて作った造語なんですが、意外と皆、ELECTRO とRYOを足してELECTRIOだと思っていたみたいです。

★へえ…。僕もそうだと思ってた。しかもわざわざ外国人に発音し易いように、RYOではなくRIOにしたんだと…。何故だか外国人は「RY」の発音苦手みたいだよね。彼ら「リャ・リュ・リョ」がダメみたいだね。

RYO:
そうですよね。皆僕の事を「リオ」って呼びますね。外国人で「リョー」って言える人は意外と少ない。
RYO photo04


RYO photo05
RYO photo06
そもそも子供の頃から、好きな曲をカセットテープに録音してお気に入りの曲だけを集めた物を友達にあげたりするのが好きだった

★オーストラリアのシーンを考えると、RYOよりもELECTRIOでの活動のほうが多くなって行くような気がするけどね。

RYO:
そうですね。早速08年のレインボーサーペントはELECTRIO名義での参加が予定されていますし…。

★そっちのアプローチのほうが、本来のRYOのDJを始めた頃のルーツに近いような気がするけどね…。その辺のDJを始めたきっかけや音楽のルーツみたいな事を聞かせてもらえるかな?

RYO:
そもそも子供の頃から好きな曲をカセットテープに録音して、お気に入りの曲だけを集めた物を友達にあげたりするのが好きだったんですよ。
その後、周りの友達や、弟がターンテーブルやミキサーを買い始めたんで、自分もレコードを買って、友達や弟の機材を使っていじり出して。
まだその頃はクラブで遊んで踊ってる方が中心だったんですが、ある日MITSUMOTOさんが一緒にアフターアワーズをやっていた相方DJが国に帰らなければならなくなって、その代役というか、早い時間帯をやってくれない?と言う話が舞い込んで来て… それが人前でDJをした初めての経験になります。

★DJデビューはGEOIDだ…

RYO:
そうですね。「始めたばっかりだし、お客さん相手にいいんすかね?」って言ったら、「大丈夫大丈夫、やってるうちに現場で覚えるから」って(笑)。あそこで鍛えられましたね。色んな変わった人が毎回やって来ていたし、凄く楽しかったです。

★そのもう少し後に、当時の僕のルームメイトが「RYOからレコードを借りて来た」と言って、レコードバッグごとどっさり家に持って帰って来た事があったんだけど、当時はフライヤーで名前を見かける程度でRYOとは未だ面識が無かったんだよね。で、どんな音かけるんだろう?ってそのレコードバッグのコレクションを見せてもらった事があるんだけど、「あまり1つのジャンルに傾倒されていない、バランスの良い、セレクションだなあ…」という印象だった。RYOとの出会いは音でもなく、本人でもなく、レコードバッグだったんだよね。

RYO:
そうですね。当時は4つ打ちを基本に、テクノ、ハウス、トランスとか余り関係なく、選んでいましたし、ドラゴンフライやT.I.P.も立ち上がったばかりの時期だったので、比較的ジャーマンテクノのレーベルの物が多くを占めていましたけど、割と色んな音がかかっていた頃ですよね。
そんな中、EQUINOXで遊ばせてもらったりもしながら、しばらくプレイして行くうちにGEOIDのマネージャーさんに気に入ってもらえて、月イチでレギュラー枠を貰えるようになりました。今はDUNE WEARっていう洋服のブランドをやってる親友カップルと一緒にフライヤー作ったり、バティック貼ったりしながら、NIRVANAっていうベタなパーティー名でやってました(笑)。
いろんな国籍の尖った感性の人達が東京に集まっていた時期でしたから、パーティーにも強烈な個性のある人達が多かったですね。っていうか日本人も含め、基本的に変わり者しかいなかったし(笑)。
そこが僕をもの凄くこのシーンに引きつけたように思います。ハマった直接のきっかけはそこですね。他のジャンルのパーティーに行っても、何かどれも刺激的に思えなかった時に「何じゃこりゃ!?」って言うカルチャーショックを与えてくれたのが、当時のトランスのパーティーだったんです。

DJが出来るのは、大勢のスタッフの力と、お客さん達のエネルギーがあってこそ

★最近はどの辺の音に触手が動いているのでしょうか?

RYO:
RYO名義でのセットで考えると、ZEN MECHANICSとかHEADROOM辺りが面白いと思います。後は最近DIMITRIが曲を作り始めていて、彼の作品もかっこいいですね。
ELECTRIO名義のセットだと、WRECKED MACHINESと2HIのMarcello VORが一緒にやっている、VELCROっていうユニットの音が自分のツボですね。最近はこの辺のトランスアーティストが皆ユルめのDJセットをやったり、トラックも作り始めていて、この辺りのサウンドが増々面白い物になって行くように思います。あとはGUI BORATTOとか、AUDIOFLYとかも好きです。

★オーストラリア拠点とは言え、定期的に日本でのプレイに戻って来たりはするんですよね?

RYO:
そうですね。3~4ヶ月に1度は戻って来たいですね。
早速1月に戻って来て、東京、名古屋、滋賀で回します。

★今後ELECTRIO名義のコンピレーションとかリリース予定はあるの?

RYO:
ELECTRIO名義はまだまだ先の話になると思うんですが、RYO名義では、ソルスティス10周年を記念したコンピレーションと、過去のソルスティス音源から僕が好きな曲を選んでミックスしたMix CDという2枚組をリリースする予定です。

★ソルスティス音源の好きな曲だけを使ったMixというのも楽しみですが、この10年間のソルスティスのパーティーで最も印象に残っている好きなパーティーを1つ選ぶとしたら、どれですか?

RYO:
2001年に本栖ハイランドでやったSMFですね。その前年の表富士でやったパーティーはDJとしてのみの参加だったんですけど、この本栖のフェスティヴァルは、初めて最初の段階から関わったパーティーで、まっさらな会場に設備をステージを組んで、デコレーションを組んで、サウンドシステムを設置して…という作り込んで行く過程から、終わった後に全てをバラして、元の状態に戻す全ての行程を経験した事で、「フェスティヴァルは、こんなに沢山の人達が関わって作り上げて行っているんだ。」と言う事を目の当たりに実感した事で、もの凄く特別なパーティーになりました。この時から、「こうした沢山の人達の影の支えがあってこそ、パーティーは出来上がっている」という事に対して、自分自身のDJに対する意識にも変化がありました。自分がこうした場所でDJが出来るのは、大勢のスタッフの力と、お客さん達のエネルギーがあってこそだという実感とともに、一生忘れられないパーティーになっています。
○インタビュー:KOTARO


| 1 | 2 | 3 |