GOMA da DIDGERIDOO

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自分が感じているものを素直に嘘無く表現する



★GOMAさんは今回のGOMA da DIDGERIDOO名義を始め、GOMA、またはナイト・ジャングル、ジャングル・リズム・セクションなどのバンドプロジェクトなど、いろいろな名義で活動されていますよね。そういう使い分けみたいなものってあるんですか?

GOMA :
いや、オレの中では、頭の中で鳴ってる音をただ追っかけているだけなんです。その時その時、自分が感じているものを素直に嘘無く表現せなあかんと絶対に思っていて。人間は年齢や経験に応じて、目線や表現の感覚は自然と変わって来ると思うんですね。前に見たモノを数年後もう一度見てみたら、全然違って見えたって経験、誰にでもあると思うんですど、それって、全てのモノは変わり行くって事を教えてくれてる大切なメッセージだと思うんですよね。その変化を受け入れるだけの許容力が自分の中に有るのか無いのかという世界ですよね。その感覚を大切にしたいし、その時々自分が感じて思ってるものを素直に恐れずに表現していきたいんです。

★ じゃ、むりくり何かをつくるぞ、っていうよりは自然な流れの中で出会ったミュージシャンと自然な形で音を出していってるみたいな?


GOMA :
うん。オレの活動って、1作品1作品にそれぞれのタームポイントはもちろんあるんですけど、全部実は繋がっているんですよね。常に、陰(イン)と陽(ヤン)の組み合わせになってるっていうか。静と動っていうのもそうだし、旅と国内にステイしてるとかもそうだし。常に光と影みたいな感覚があるんです。影を見ると次は光を求めるし、光ばっかりだと次は影を自分の中に見る時間が必要になってくる。そのバランス感覚が自分は強いのかもしれない。まさに太陽と月の感覚ですね。
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ディジュリドゥというカルチャーを日本に根付かせたい



★そういう感覚を意識する様になったのはなぜ、いつ頃からなんですか?

GOMA :
それは、オーストラリアに住んで、大自然の中でデイジュを吹くようになって、自然と一体化するような感覚を見るようになった事が大きいと思います。大自然の中で吹いていると、自分っていう存在がなくなって、呼吸だけが残る。呼吸が止まったらオレは死ぬんやなと思うようになって、身体の存在がなくなって、呼吸だけが続いているような感覚。その感覚を味わうようになってから、「動」とは又一味違う「静」の楽しさを自分の中に発見して、表現の幅も広がったと思いますね。

★そのディジュリドゥを通してGOMAさんが得た感覚をしっかりカルチャーとして根付かせたいっていうのが、今回この「CYBORG」みたいな形でアルバムを制作した動機なのかなとも思ったんですが。


GOMA :
まさにそうなんです。そのディジュリドゥでしか味わえないっていうのは、「呼吸に乗る」っていう感覚なんですよね。ある程度のところまで行くと、呼吸に乗ってるんですよ、ただ単に。フレーズがどうとかじゃなくて、呼吸が気持ちよくなるんです。最初のうちの身体に馴染まないうちは、フレーズパターンをどうのこうのって、真似して練習するっていうのが必要なんだけど、それを追求していくとホントに呼吸に乗って行く感覚。
そのディジュリドゥっていうものをカルチャーとして日本という島国に根付かせたい、それは大げさに言うと、ホントに今生の使命だと思ってますね。


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