Dark・Psy-Trance特集

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★これまでで記憶に残るパーティなどありますか?

Dana:
うん。僕にとっては全部のパーティが思い出深いパーティだけど、特に思い出に残っているのは秩父の山頂にある神社の境内でやったSister Reallityかな? 300人限定で5人のインターナショナルDJを招いて開催したんだけど、世界中で一番凄いパーティだと本当に思ったよ。山頂の景色は本当にマジカルで、千年前からある神社の境内がダンスフロアだったんだよ! 本当に凄いエナジーだったし、あの場にいた誰もがそう思ったと思うよ。できればこれからもあの場所で続けていきたいね。
Spliffnik:
やっぱりこの音は外が一番!と思わせてくれるロケーションと雰囲気。日本では06年の春に行われた岐阜のPsyvaderによる野外パーティが最高でした。参加者の層も幅広く、海外の人、年配の人、子供と動物(笑)。 凄いファミリーだなーって感動した憶えがあります。本当に最高のバイブで、将来の考え方などが大きく変わりました。あと世界中で見てきたGoa GilのParty。毎回新しいストーリーと、あの奥深さは本当に勉強になります。

★ところでお二人は東京にはいつ来たのですか?

Spliffnik:
03年。あの時は理想的で、世界を変えよう!と胸に秘めて、勢いで来日しました。まだ思っているかもしれないけど!
Dana:
最初に東京に来たのは93年かな。僕はインドの高校に通っていたんだけど、その時の同級生に日本人がいて、彼に会いに来たのが初めて。その後は10年くらい大学や仕事が忙しくて来れなかったけど、03年に、1年半ほどバックパックを背負って世界中を旅する冒険をしていたとき、3回も日本に立ち寄ったんだ。春に2週間、夏に1ヶ月、そして秋には3ヶ月も滞在したんだ。秋に来た時に日本に住もうって決意して、それから仕事や住む場所を探して、いまは4年ほど東京に住んでいるよ。

★Spliffnikはサンフランシスコの出身ですが、サンフランシスコのシーンはどのような感じですか?

Spliffnik:
東京とは大きく違いますね。シーンは小さくて、皆がお互いを知っている感じで、フリークスのトライブですね。フルオンでもサイケデリックでもなんでも、ジャンルも問わず質の良い、マナーや自然に対して意識の高い野外のパーティが特徴。ワークショップや、パーティが始まる前にオーガニックのコミュニティディナーがあったりして、パーティは楽しむ所だけでなく、儀式だという雰囲気がありますね。

★Danaはインドのゴアで生まれ育ったそうですが、70年代や80年代のゴアはどのような感じでしたか?

Dana:
70年代から80年代にかけてのゴアは、いまとは全然違う場所だったよ。当時は僕も子供だったし、周りのゴア・キッズ(ゴアに来るヒッピーたちの子供の俗称)と一緒に走り回って遊んでいたね。ビーチには今のような建物はひとつも無かったし、西洋人のほとんどは、毎年ゴアに来る常連のヒッピーたちだけだったから、皆が家族のような感じだったよ。それから何年かして、たくさんの観光客とパーティ・ピープルがゴアに来るようになって、オリジナルのヒッピーたちはマイノリティーになってしまったけどね。今では凄い数の建物が建ってしまって昔の面影は無いし、警察の問題でパーティも簡単には出来なくなったけど、僕はいまだにゴアを愛しているし、皆にゴアに行ってもらいたいと思う。でも、今はパーティを目当てに行かない方が賢明だね。ビーチでリラックスして、ゆっくりした時間の流れを感じてもらいたい。特に東京のような時間の流れが速い場所に住んでいる人たちには最適な場所だよ。
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★日本のシーンについて

Dana:
日本のシーンは本当に凄いと思うよ。みんな本当に音楽とパーティを愛しているし、ダンスフロアはエナジーに満ちあふれている。日本人は世界でも指折りのダンサーだと思うよ。世界中のたくさんの街ではパーティをすることすら難しくなってきているのに、東京ではいまだ、想像できる限りのあらゆるスタイルの音楽のパーティが毎週末おこなわれているしね。だけど日本のシーンにも悪いところがあるのも事実だ。たとえばオーガナイザーは毎回同じアーティストしか招待せず、新しいアーティストを紹介しようとしない。それとパーティの参加者同士による喧嘩やドラッグ、ごみの問題も酷いね。4年間日本にいるけど、何度も酷い喧嘩をパーティで見たよ。みんなパーティはエンジョイする場所だってことを再認識するべきだね。

★新しくリリースされるCD「Goods Carrier」について

Spliffnik:
BrainBustersの過去のパーティで参加してもらったアーティストたちの未来の希望などをまとめて”今“という瞬間をリアルタイムで伝えようと思い作りました。Goods Carrier(品物運び)というタイトルは、この丸いプラスチックのCDというメディアも同じように、リスナーのスピーカーまで、この音というグッズを届けようと(笑)
Dana:
タイトルの“Goods Carrier”というのは僕らがインドにいた時の経験から得たアイデアなんだ。インドのトラックはすべて”Goods Carrier”(貨物運搬)という文字が書いてあるんだけど、このCDは”Goods”(良いモノ)を”Carrier”(運ぶ)と言う意味も込めて、ちょっとした言葉遊び風にしたんだ。これまで僕たちのパーティでプレイしてくれたアーティストたちに曲を提供してもらって、その中から厳選して1枚のCDにしたんだ。自信作なので、みんな気に入ってくれると良いな。

★最近お勧めのアーティストなど教えてください。

Spliffnik:
The Nommos、サンフランシスコのPenta、Quasar、Dylalien、Ocelotなどです。最近は新しい音をプッシュしているハンガリーのPara Halu, スイスのDigitalist、北欧のDerangoやUnkel Dunkel、そしてマケドニアのGorump Peyya, Phobos Azazel、Encephalopatycis、Atriohmなどがスムーズでディープな音を出していて良いですね。アメリカ東海岸でもたくさん新しいプロジェクトがたくさん出てきていて、Freaks of Nature、Secret Society、Bodhisattva 13:20などが熱いですね。
Dana:
そうだね。一番好きなアーティストといえば、Pentaかな? 彼の創る音はグルービーで、誰でも簡単に楽しめると思う。Para HaluやG.O.W.のサイド・プロジェクトのOnKle Dunkle、The Nommosも最高だね。

★将来の夢はなんですか?

Spliffnik:
このメインストリームな消費文化から離れて、人々の意識を一人ずつ変えてゆき、人類の意識を次のレベルに進ませること。そして新しいつながりを共有できる場所を発見できれば幸せです。
Dana:
もっと多くのパーティをやりたいし、新しいアーティストを紹介していきたい。将来はもっと他のオーガナイザーとコラボレートしていきたいし、新しい形でいろいろなことにチャレンジをしていきたいと思っているよ。お互いに良いアイデアとスキルを持ち合えば、お互いのためにも勉強になるし、より良いものができると思う。コラボレーションは進化のためにも重要なことだよね。そしていつの日か、他のオーガナイザーたちと協力して一緒にフェスティバルをやりたいと思っているよ。たくさんのステージを創って、様々なスタイルの音楽をたくさんの人たちと楽しめたら最高だよね。

★最後に読者に一言お願いします。

Dana:
どんなタイプの音楽やパーティでも、必ず最低限の責任をもって楽しんでください。自分の周りにいる人にやさしく。そして、自然には最大限のリスペクトを忘れないでね。たくさん新しい友達を見つけて、人生を楽しもう! それは大都会に住むストレスやプレッシャーから逃れる最良の方法だし、僕たちの生活は完璧じゃないからさ。人生を楽しんで!
Spliffnik:
ここまで協力してきてくれた友達たち、オーガナイザー、アーティスト、ダンサー、みんなありがとう!これからもよろしくです!


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